インクリメンタリティ測定(Incrementality Testing)とは?

読み方: いんくりめんたりてぃそくてい

30秒まとめ

広告が『なくても起きた成果』を差し引き、純粋な増分効果だけを測る実験手法。ホールドアウトテストやGeo-Liftで因果を検証し、過大評価を防ぐ。

インクリメンタリティ測定(Incrementality Testing)の意味・定義

インクリメンタリティ測定とは、ある広告施策が『その広告がなくても得られたはずの成果』を差し引いて、純粋に上乗せされた増分(インクリメンタル)効果だけを測る手法です。アトリビューションの最大の弱点は『相関と因果の混同』にあります。たとえば、もともと購入意欲が高い顧客がたまたまリターゲティング広告をクリックして購入した場合、ラストクリック計測ではその広告に全功績が付きますが、実際は広告がなくても買っていた可能性が高く、効果が過大評価されます。\n\nインクリメンタリティ測定は、これを実験(因果推論)で検証します。代表的な方法が、(1)ホールドアウトテスト(一部のユーザーや地域には広告を出さない対照群を作り、出した群との成果差を見る)、(2)Geo-Lift Test(地域単位で広告のオン/オフを切り替え、売上の差を計測する)、(3)PSA(公共広告)を対照群に出す方法などです。これにより『この広告を止めたら売上はいくら減るのか』という、予算判断に直結する真の問いに答えられます。\n\n近年のAIアトリビューションツール(Triple Whale・Northbeam・Rockerbox等)やMMMプラットフォームは、このインクリメンタリティ測定を機能として統合しつつあります。日次の最適化(MTA)や予算配分(MMM)の数字を『答え合わせ』する役割を担い、Cookie規制時代のマーケティング測定において信頼性の最後の砦となっています。

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