vLLM

AIローカルLLM

vLLMは高スループットLLM推論・サービングエンジン。PagedAttentionによるメモリ効率化で、HuggingFace Transformersの最大24倍の推論速度を実現するプロダクション向けオープンソースツール。

★★★★★4.5
日本語対応: 非対応
LinuxDocker

vLLMとは?

vLLM(ヴィーエルエルエム)は、UC Berkeleyで開発された高性能LLM推論・サービングエンジンです。独自のPagedAttention技術によりGPUメモリを効率的に管理し、HuggingFace Transformersに対して最大24倍の推論スループットを実現します。本番環境でのLLMサービング(API提供)に最適化されたプロダクショングレードのツールです。 vLLMの核心技術であるPagedAttentionは、OSのバーチャルメモリのページング機構を応用したGPUメモリ管理手法です。従来のLLM推論ではKVキャッシュのメモリ確保が非効率で、GPU メモリの60〜80%が無駄になっていましたが、PagedAttentionはこれをほぼ100%まで活用効率を上げます。結果として、同じGPUハードウェアで処理できるリクエスト数が大幅に増加し、APIサービスの運用コストを劇的に削減できます。 continuous batching(連続バッチ処理)にも対応しており、複数のリクエストを効率的にまとめて処理します。OpenAI互換APIサーバーが内蔵されており、エンドポイントを切り替えるだけで既存のアプリケーションから利用可能です。Llama 3、Mistral、Mixtral、Qwen、Gemma等の主要モデルに対応し、GPTQ・AWQ量子化にも対応しています。企業のAI基盤として、OllamaやLocalAIよりもスループット重視のプロダクション環境で選択されています。

vLLMのスクリーンショット

料金プラン

1完全無料(オープンソース・Apache 2.0ライセンス)

主な機能・特徴

✓PagedAttention(高効率GPUメモリ管理)
✓continuous batching(連続バッチ処理)
✓OpenAI互換APIサーバー
✓Llama 3・Mistral・Mixtral・Qwen・Gemma等対応
✓GPTQ・AWQ量子化対応
✓Tensor Parallelism(マルチGPU分散推論)
✓LoRAアダプター動的ロード
✓Speculative Decoding(投機的デコーディング)
✓構造化出力(JSON Mode)
✓Prometheus メトリクス対応

メリット・デメリット

メリット

  • ●HuggingFace Transformersの最大24倍の推論スループット
  • ●PagedAttentionによるGPUメモリ効率の劇的な改善
  • ●OpenAI互換APIサーバー内蔵
  • ●continuous batchingで高並列処理に対応
  • ●プロダクション環境での実績が豊富
  • ●Apache 2.0ライセンスで商用利用自由

デメリット

  • ●NVIDIA GPU(VRAM 16GB以上)がほぼ必須
  • ●個人利用のチャットUIは提供していない(APIサーバー特化)
  • ●セットアップにはLinux環境とPythonの知識が必要
  • ●CPU only環境では実用的でない

よくある質問(FAQ)

Q. vLLMはどのような場面で使うべきですか?

A. 複数ユーザーが同時にアクセスするLLM APIサービスを本番運用する場合に最適です。個人がチャットで利用するだけならOllamaやLM Studioの方が使いやすいですが、社内AIサービスや顧客向けAPIを構築する場合はvLLMのスループットの高さが大きなアドバンテージになります。

Q. OllamaやLocalAIとの違いは?

A. vLLMはスループット(同時処理能力)に特化したプロダクション向けエンジンで、APIサービングの効率が圧倒的に高いです。OllamaやLocalAIは個人利用の手軽さやOpenAI互換性に強みがあります。企業のAI基盤にはvLLM、個人利用やプロトタイピングにはOllama/LocalAIという使い分けが一般的です。

Q. どの程度のGPUが必要ですか?

A. 最低でもNVIDIA GPU VRAM 16GB(RTX 4080/A4000等)を推奨します。7B〜13Bモデルならこの程度で動作しますが、70Bクラスのモデルには VRAM 80GB(A100)またはマルチGPU環境が必要です。Tensor Parallelismにより複数GPUの並列利用も可能です。

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