比較| AIpedia編集部

AIボイスエージェント完全比較2026|ElevenLabs Voice Agent・Retell AI・Vapi・Bland AIなど10ツールの料金・無料プラン・選び方

AIボイスエージェントの主要10ツール(ElevenLabs Voice Agent・Retell AI・Vapi・Bland AIなど)を、料金・無料プランの有無・日本語対応・対応環境・長所と短所で比較しました。目的別のおすすめ、失敗しない選び方、よくある質問もまとめています(2026年11月時点のAIpedia掲載データ)。

AIボイスエージェントの導入を検討しても、数十あるツールの中から自社に合うものを選ぶのは容易ではありません。特に料金体系や無料プランの有無、日本語対応の品質、そして対応環境は、利用シーンによって重視すべきポイントが異なります。

この記事では、ElevenLabs Voice AgentやRetell AIなど主要10ツールを比較します。AIpediaの掲載データ(2026年11月時点)をもとに、各ツールの長所と短所を整理しています。開発者向けかノーコードか、エンタープライズ向けか個人向けかなど、目的別の違いも明確にしています。

さらに、具体的な選び方のポイントや、業務フローに合わせた目的別のおすすめも解説します。導入前の比較検討や、既存システムとの統合可否を確認する際の参考としてご活用ください。最新の料金や機能詳細は、各公式サイトで最終確認してください。

AIボイスエージェントとは?できることと選ぶ前に知っておきたいこと

AIボイスエージェントは、音声認識と合成技術を活用し、電話やWeb上で人間のように会話できるAIシステムです。従来のIVR(音声メニュー)とは異なり、文脈を理解して自然な応答を返すことが可能です。

  • カスタマーサポートの自動化:よくある質問への回答や、問い合わせ内容の確認を24時間行います。
  • 予約・受付業務の代行:カレンダー連携により、空き時間の確認や予約の手配をスムーズに行えます。
  • アウトバウンド通話の実行:顧客への案内やリマインドを、大量かつ一貫した品質で発信します。
  • バックエンドシステムとの連携:CRMや外部APIと接続し、通話中に情報を更新したり取得したりできます。

ツールを選ぶ際は、まず「無料で使える範囲」を確認しましょう。例えば、ElevenLabs Voice AgentやVapiには無料枠があり、Retell AIには10ドル分、Deepgramには200ドル分の無料クレジットがあります。一方、Synthflow AIは有料プランのみです。

次に「日本語対応の度合い」が重要です。多くのツールで日本語は一部または部分対応ですが、品質は英語に比べて劣る場合があります。Parloaは日本語非対応のため、国内での利用には注意が必要です。最後に「対象ユーザー層」も確認してください。VocodeやRetell AIは開発者向けのAPI設計ですが、Synthflow AIやElevenLabs Voice Agentはノーコードで構築できるため、技術知識がなくても導入しやすいです。

主要10ツールの比較表(料金・日本語対応・対応環境)

ツールAIpediaの評価主な料金プラン日本語対応対応環境
ElevenLabs Voice Agent4.4無料枠あり / Starter $5/月 / Scale $22/月一部対応Web・API
Retell AI4.3無料枠($10分のクレジット) / Pay-as-you-go $0.07-0.20/分 / Enterprise 要問合せ部分対応Web・API
Vapi4.2無料枠(10分/月) / Pay As You Go: $0.05/分 / Growth $0.05/分+$100/月部分対応Web・API
Bland AI4.3従量課金 $0.09/分〜 / Enterprise 要問合せ(ボリュームディスカウントあり)一部対応API・Web
Synthflow AI4.2Starter $29/月(50分通話)/ Pro $450/月(2,000分)/ Growth $900/月(4,000分)/ Agency 要問合せ一部対応Web・API
PolyAI4.2Enterprise向けカスタム見積もり一部対応Web・電話回線統合
Parloa4.1Enterprise 要問合せ(年間契約ベース) / カスタム見積もり / 無料デモあり非対応Web・API
Cognigy4要問合せ(エンタープライズ向け)一部対応Web・API・電話回線連携
Deepgram4.3無料枠($200クレジット) / Pay As You Go: STT $0.0043/分〜 / TTS $0.015/1000文字〜一部対応API・Web
Vocode4.1オープンソース版 無料 / ホステッドAPI $0.05/分〜 / Enterprise 要問合せ部分対応Web・API・セルフホスト

評価は AIpedia 編集部による 5 点満点の評価です。料金やプランは変わることがあります。契約の前に、各ツールの公式サイトで最新の情報を確認してください。

10ツールの特徴・料金・向いている人

1. ElevenLabs Voice Agent

ElevenLabs Voice Agentは、ElevenLabsの音声合成技術を活用したAIボイスエージェント構築プラットフォームです。音声認識とLLMを統合し、低遅延で感情豊かな電話応対を実現します。カスタマーサポートや予約受付などの業務自動化に対応しています。

  • 強み:29言語に対応し、自然な音声で応対できます。
  • 強み:ノーコードのビルダーUIで、プログラミング知識なしにエージェントを構築可能です。
  • 強み:Twilio等の電話回線と統合でき、既存の電話番号で稼働させられます。
  • 注意点:ElevenLabsの音声API料金が加算されるため、コストが増えやすい点があります。
  • 注意点:日本語は対応していますが、英語に比べて品質差がある場合があります。

料金:無料枠あり / Starter $5/月 / Scale $22/月 / Business $99/月 / Enterprise 要問合せ

向いている人:自然な音声品質を重視し、ノーコードで手軽に電話対応の自動化を始めたい方に向いています。ただし、複雑な会話フローの設計にはノウハウが必要なため、導入前に十分な設計検討が必要です。

ElevenLabs Voice Agentの機能・料金・よくある質問を詳しく見る

2. Retell AI

Retell AIは、開発者がAIボイスエージェントを迅速に構築・デプロイできるプラットフォームです。独自の技術により、ユーザーの発話から800ミリ秒以下で応答を開始します。これにより、人間の会話テンポに近い自然な音声AIを実現しています。

  • 強み:超低レイテンシ(800ms以下)で、電話相手が沈黙を感じる時間を大幅に減らせます。
  • 強み:PythonやTypeScriptのSDKに対応し、数行のコードでデプロイ可能です。
  • 強み:TwilioやVonageなど既存の通信インフラとネイティブ統合できます。
  • 注意点:開発者向け設計のため、プログラミング知識が必須です。
  • 注意点:日本語の音声品質や認識精度は、英語に比べてやや劣る場合があります。

料金:無料枠($10分のクレジット) / Pay-as-you-go $0.07-0.20/分 / Enterprise 要問合せ

向いている人:コードで柔軟なカスタマイズを行いたい開発者や、既存の通信インフラにAI電話応対を素早く導入したい企業に向いています。医療予約やカスタマーサポートなど、自然な会話テンポが重要なユースケースでの活用が想定されます。

Retell AIの機能・料金・よくある質問を詳しく見る

3. Vapi

Vapiは、AIボイスエージェントを低コードで構築できるプラットフォームです。電話応対やカスタマーサポートなどの音声AIを、24時間自動対応として実現します。主要なAIモデルと統合し、自然な会話体験を提供します。

  • 強み:500ms以下の低遅延で応答でき、リアルタイムの会話が可能です。
  • 強み:Twilioなどの電話回線サービスとの連携が容易です。
  • 注意点:日本語の音声認識・合成品質は英語に比べて劣る場合があります。

料金:無料枠(10分/月) / Pay As You Go: $0.05/分 / Growth $0.05/分+$100/月 / Enterprise要問合せ

向いている人:既存の電話番号にAIエージェントを接続したい方、または低コードで音声自動化を始めたい方に適しています。複雑なフロー構築には技術的知識が必要になるため、開発リソースがある企業に向いています。

Vapiの機能・料金・よくある質問を詳しく見る

4. Bland AI

Bland AIは、開発者向けのAI電話エージェントプラットフォームです。APIファーストの設計により、数行のコードで自然なAI通話を実装できます。独自の音声合成技術で遅延を最小限に抑え、リアルタイムの対話を実現しています。

  • 強み:人間に近い自然な通話品質をうたっています。
  • 強み:従量課金($0.09/分〜)で、数千件の同時通話にスケールできます。
  • 強み:通話中の外部API呼び出しやCRM更新など、高度なワークフローに対応します。
  • 注意点:利用にはプログラミングやAPI知識が必須であり、ノーコード管理画面は限定的です。
  • 注意点:日本語対応は一部に限られており、英語での通話が最も高品質です。

料金:従量課金 $0.09/分〜 / Enterprise 要問合せ(ボリュームディスカウントあり)

向いている人:API連携を前提に、大規模な電話業務の自動化を目指す開発チームや企業です。ただし、日本語での利用を検討する場合は、対応範囲の確認が必要です。

Bland AIの機能・料金・よくある質問を詳しく見る

5. Synthflow AI

Synthflow AIは、ノーコードのビジュアルビルダーでAI音声エージェントを構築できるプラットフォームです。電話対応や予約管理、顧客サポートなどを24時間自動化できます。インバウンドとアウトバウンドの両方の通話に対応しています。

  • 強み:プログラミング知識がなくても、数分でエージェントを構築・デプロイできます。
  • 強み:HubSpotやSalesforceなどのCRM、カレンダー、Twilioとの統合が充実しています。
  • 注意点:日本語の音声品質や認識精度は、英語に比べるとやや劣る場合があります。
  • 注意点:通話分数ベースで課金されるため、大量の利用にはコストがかさみます。

料金:Starter $29/月(50分通話)、Pro $450/月(2,000分)、Growth $900/月(4,000分)、Agency 要問合せです。

向いている人:マーケティングや営業チームが、既存のワークフローに組み込みやすいAI電話対応を導入したい企業に向いています。ただし、日本語メインでの利用を検討する場合は、事前のテストをおすすめします。

Synthflow AIの機能・料金・よくある質問を詳しく見る

6. PolyAI

PolyAIはエンタープライズ向けの対話型AIボイスエージェントプラットフォームです。従来のIVRシステムを置き換え、カスタマーサポートの電話対応を24時間自動化します。ホテルや金融など、電話問い合わせが多い業界で導入が進んでいます。

  • 強み:予約変更や注文トラッキングなど、バックエンドシステムとの連携が必要な複雑な処理もリアルタイムで実行できます。
  • 強み:ユーザーが話題を変えても文脈を維持し、ブランドのトーンに合わせた自然な音声応対が可能です。
  • 強み:通話分析ダッシュボードにより、解決率や顧客満足度を可視化してサービス改善のPDCAを回せます。
  • 注意点:エンタープライズ向けのため、中小企業にはコストが高くなる可能性があります。
  • 注意点:セルフサービスでの構築はできず、専門チームによる導入サポートが必要です。

料金:Enterprise向けカスタム見積もり

向いている人:電話問い合わせの量が多く、高度な対話管理や既存システムとの統合を求める大規模企業です。導入には6〜8週間かかるため、計画的なスケジュール設定が必要です。日本語対応も可能ですが、英語に比べ精度が異なる場合があるため、具体的な要件は個別に相談してください。

PolyAIの機能・料金・よくある質問を詳しく見る

7. Parloa

Parloaは、エンタープライズ向けのAIエージェント管理プラットフォームです。電話・チャット・メッセージングのマルチチャネル対応を一元管理し、大企業のコンタクトセンターでの自動化を実現します。Microsoftと提携し、Azure OpenAI Serviceとの深い統合も可能です。

  • 強み:AI応答の品質をリアルタイムで監視し、ハルシネーション検出やコンプライアンスチェックを自動で行います。
  • 強み:Genesys Cloud CXやSalesforceなどの既存システムと連携でき、段階的なAI化が可能です。
  • 注意点:エンタープライズ向けのカスタム見積もり制で、料金が非公開です。
  • 注意点:日本語には非対応で、主に英語やドイツ語などの欧州言語に対応しています。

料金:Enterprise 要問合せ(年間契約ベース) / カスタム見積もり / 無料デモあり

向いている人:大規模なコンタクトセンターを運営し、厳格な品質管理やセキュリティ基準が求められる企業です。特に金融・通信・小売など、多数の顧客問い合わせを処理する必要がある組織に向いています。

Parloaの機能・料金・よくある質問を詳しく見る

8. Cognigy

Cognigyは、ドイツ発のエンタープライズ向け会話型AIプラットフォームです。2025年に、コンタクトセンター向けソフトウェア大手のNICEによる買収が発表されました。コンタクトセンターの自動化に特化しており、電話やチャットなど全チャネルでのカスタマーサポートを効率化します。音声通話の自動応対とチャットボットを統合的に管理できる点が最大の特徴です。

  • 強み:音声通話AIとチャットボットを一つのプラットフォームで統合管理できます。25以上の言語にネイティブ対応しており、多言語サポートも可能です。
  • 強み:GDPRに準拠し、データプライバシーに配慮しています。GenesysやAvayaなど主要なコンタクトセンターシステムとの連携にも対応しています。
  • 注意点:エンタープライズ向けのため価格が高額になりがちです。中小企業には機能やスケールが過剰になる可能性があります。
  • 注意点:日本語のボットは作れますが、管理画面は英語とドイツ語です。日本国内のサポート体制や代理店も限られます。

料金:要問合せ(エンタープライズ向け)

向いている人:大規模なコンタクトセンターを運営する企業や、多言語でのカスタマーサポートが必要なグローバル企業に向いています。特にGDPR準拠が必須の欧州市場向けサービスを展開している場合に適しています。

Cognigyの機能・料金・よくある質問を詳しく見る

9. Deepgram

Deepgramは、音声認識と音声合成のAPIを提供するプラットフォームです。独自の深層学習モデルにより、高精度な音声認識と低遅延を実現しています。リアルタイム会話AIやボイスエージェントの構築に特化しており、エンドツーエンドの遅延は100ms以下を達成しています。

  • 強み:高い認識精度をうたうNova-3モデルと、100ms以下とされる低遅延が特長です。また、Agent APIを活用することで、LLMとの統合や電話回線連携を伴うボイスエージェントを簡単に構築できます。
  • 強み:36言語に対応しており、話者分離や感情検出などの高度な音声分析機能も備えています。さらに、$200分の無料クレジットが用意されているため、十分に試用が可能です。
  • 注意点:開発者向けAPIのため、基本的なプログラミング知識が必須です。GUIベースのノーコードビルダーは提供されていない点に注意が必要です。
  • 注意点:日本語の認識精度は英語に比べて劣る場合があります。また、従量課金制のため、利用量が多い場合コストが増加する可能性があります。

料金:無料枠($200クレジット) / Pay As You Go: STT $0.0043/分〜 / TTS $0.015/1000文字〜 / Growth・Enterprise 要問合せ

向いている人:プログラミング知識を持ち、API経由で高性能なボイスエージェントを構築したい開発者や企業に向いています。特に、リアルタイム性の高い音声処理が必要なカスタマーサポートや予約受付の自動化を検討している方におすすめです。

Deepgramの機能・料金・よくある質問を詳しく見る

10. Vocode

Vocodeは、開発者向けのオープンソース音声AIエージェント構築フレームワークです。音声認識、大規模言語モデル、音声合成の3つの要素を自由に組み合わせることで、カスタムなボイスエージェントを構築できます。電話、Web、モバイルアプリへの統合に対応しています。

  • 強み:STT・LLM・TTSをモジュラーに組み合わせられる柔軟性があります。
  • 強み:Apache 2.0ライセンスで公開されており、セルフホスティングが可能です。
  • 強み:PythonとTypeScript向けSDKが提供され、迅速なプロトタイプ作成ができます。
  • 注意点:プログラミング知識が必須であり、ノーコードのGUIビルダーはありません。
  • 注意点:セルフホスティングにはインフラ構築・運用の知識が必要です。

料金:オープンソース版は無料です。ホステッドAPIは$0.05/分〜、Enterpriseプランは要問合せです。

向いている人:PythonまたはTypeScriptの開発経験があり、音声データの扱いに厳密な規制がある環境で利用したい方に向いています。また、既存のシステムと柔軟に統合したい開発者にも適しています。

Vocodeの機能・料金・よくある質問を詳しく見る

目的別のおすすめ

目的 おすすめ 理由
まず無料で試したい Deepgram $200の無料クレジットが提供されており、十分に試用可能です。
ノーコードで手軽に構築したい Synthflow AI、ElevenLabs Voice Agent どちらもノーコードビルダーを備え、プログラミング知識なしでエージェントを作れます。
開発者としてAPIで統合したい Retell AI、Vocode PythonやTypeScriptのSDKが提供され、コードベースでのカスタマイズが可能です。
エンタープライズ規模で導入したい PolyAI、Cognigy 大規模なコンタクトセンター向けの機能と、主要システムとの連携実績があります。
通話量に応じた従量課金で始めたい Vapi、Bland AI Vapiは$0.05/分〜、Bland AIは$0.09/分〜の従量課金です。通話量が増えるとコストも増えるため、見積もりが必要です。
欧州の大規模コンタクトセンターで品質管理を重視したい Parloa AIの応答をリアルタイムで監視し、ハルシネーションの検出やコンプライアンスのチェックを自動で行います(日本語は非対応)。
音声認識精度を重視したい Deepgram 認識精度の高さをうたうNova-3モデルを使えます(日本語の精度は英語に比べて劣ります)。

上記の表は、各ツールの特性に基づいた一般的な目安です。実際の業務への導入にあたっては、自社の予算や技術体制に合わせて検討してください。最新の料金プランや機能の詳細については、各サービスの公式サイトで確認することをおすすめします。

失敗しない選び方のポイント

料金体系の相違点を確認する

ツールによって課金の形が大きく異なります。ElevenLabs Voice AgentやSynthflow AIは月額定額制ですが、Retell AIやVapiは通話時間に応じた従量課金です。

特にVapiは通話量が増えるとコストが急増する傾向があるため、予想される利用頻度に合わせてプランを選ぶ必要があります。PolyAIやParloaのようにエンタープライズ向けのカスタム見積もりだけのツールもあるため、予算の上限を事前に設定しておくと安心です。

日本語対応の品質を重視する

多くのツールで日本語は「一部対応」や「部分対応」となっています。ElevenLabs Voice Agentは29言語に対応していますが、英語に比べて品質に差があるとされています。

Retell AIやBland AIも同様に、英語の方が高品質とされています。日本語での自然な応対が必須の場合は、実際の音声サンプルを聴き比べるなどして確認することが重要です。

開発環境と技術力を踏まえる

ノーコードで構築できるツールと、API連携が必要なツールがあります。ElevenLabs Voice AgentやSynthflow AIはノーコードビルダーを備えており、プログラミング知識がなくても利用できます。

一方、Retell AIやVocodeは開発者向けで、PythonやTypeScriptなどのSDKを用いた実装が必須です。チームの技術力に合わせて、セルフホスティング可能なVocodeのようなオープンソース版を選ぶか、ホステッドサービスを利用するかを判断しましょう。

導入対象の規模に合わせる

個人や中小企業向けと、大企業向けでは提供される機能やサポートが異なります。CognigyやParloaはエンタープライズ向けで、専門的なコンサルティングや長期的な契約を前提としています。

中小企業にはコストが高すぎたり、導入に時間がかかりすぎたりする可能性があります。まずは無料枠があるElevenLabs Voice AgentやDeepgramなどで試行錯誤し、必要に応じて大規模なシステムへ移行するという段階的なアプローチが有効です。

よくある質問

Q. AIボイスエージェントは日本語に対応していますか?

多くのツールが日本語に対応していますが、品質には差があります。ElevenLabs Voice AgentやSynthflow AIは一部対応として記載されています。一方、Parloaは非対応とされています。また、Retell AIやVapiなどでは、英語に比べて認識精度や自然さが劣る点に注意が必要です。

Q. プログラミング知識がなくても構築できますか?

ElevenLabs Voice AgentやSynthflow AIはノーコードビルダーを備えています。これにより、コーディングなしでエージェントの作成が可能です。一方で、Retell AIやBland AIはAPIファースト設計です。これらのツールを利用するには、PythonやTypeScriptなどのプログラミング知識が必須となります。

Q. 無料で試せるプランはありますか?

ElevenLabs Voice Agentには無料枠が用意されています。Retell AIは10ドル分の無料クレジットがあり、Vapiは月10分まで無料で利用できます。Deepgramも200ドルの無料クレジットを提供しています。ただし、Synthflow AIやPolyAIなど、有料プランのみを提供しているツールもあります。

Q. 電話回線との連携は可能ですか?

多くのツールがTwilioなどの通信インフラと統合できます。ElevenLabs Voice AgentやRetell AI、Vapiはいずれも電話回線統合に対応しています。PolyAIやCognigyも電話回線連携を主な機能として持っています。これにより、既存の電話番号でAI応対を実現できます。

Q. 導入までにどのくらいの期間がかかりますか?

ツールによって大きく異なります。VapiやSynthflow AIは低コード・ノーコード対応です。比較的短期間で構築を開始できる可能性があります。一方、PolyAIは導入に6〜8週間かかると記載されています。ParloaやCognigyなどエンタープライズ向けツールでは、カスタム見積もりやコンサルティングが必要です。

まとめ

今回の比較では、ElevenLabs Voice AgentやRetell AIなど10ツールを料金・機能・日本語対応の観点で整理しました。ツールによって開発者向けAPI特化型とノーコードビルダー搭載型があり、導入のしやすさとカスタマイズの自由度に差があります。また、日本語の音声品質は英語に比べて劣る傾向が複数ツールに見られ、実運用前の検証が重要です。

コスト面では、無料枠や従量課金制を採用するツールが多い一方、PolyAIやParloaなどエンタープライズ向けのカスタム見積もり型も存在します。通話量が増加した場合の単価や、外部API連携時の追加費用を事前に確認しておくことが、予期しないコスト増を防ぐポイントとなります。

  • 自然な音声品質を優先するならElevenLabs Voice Agent(感情豊かな表現と高品質な音声合成)
  • 開発者が低レイテンシで構築したいならRetell AI(800ms以下の応答速度とSDKによる柔軟性)
  • ノーコードで手軽に始めたいならSynthflow AI(GUIでの構築とCRM連携の充実度)

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この記事の執筆・検証

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AIpedia編集部

AIpedia編集部は、AIツールの調査・比較・検証を専門とするチームです。紹介するツールは実際にアカウントを作成して操作し、料金体系・主要機能・使用感を確認した上で執筆しています。記事は定期的に見直し、情報の更新に努めています。