比較| AIpedia編集部

AI請求書処理・買掛金(AP)自動化ツール完全比較2026|Tipalti・Stampli・Vic.ai・Mediusなど10ツールの料金・無料プラン・選び方

AI請求書処理・買掛金(AP)自動化ツールの主要10ツール(Tipalti・Stampli・Vic.ai・Mediusなど)を、料金・無料プランの有無・日本語対応・対応環境・長所と短所で比較しました。目的別のおすすめ、失敗しない選び方、よくある質問もまとめています(各社の公式サイトを2026年11月に確認)。

AIの買掛金(AP)自動化ツールを選ぶのは、製品ごとに基本的な点が異なるため難しいです。料金を公開しているツールもあれば、デモの後に見積もりを出すツールもあります。無料プランや無料トライアルがあるツールもあれば、米国の企業や大企業向けに作られたツールもあります。対応言語、特に日本語対応も大きく異なります。

この記事では、Tipalti、Stampli、Vic.ai、Medius、Yooz、Rossum、Nanonets、BILL、AvidXchange、Eskerの10製品を比較します。各ツールについて、料金、無料プランや無料トライアル、日本語対応、対応環境、強みと注意点を取り上げます。比較にあたっては各社の公式サイトを使用し、2026年11月時点で確認しました。

ツールごとの解説の後には、目的別のおすすめと、失敗しない選び方のポイントがあります。短いよくある質問とまとめで記事を締めくくります。料金や機能は変わることがあるため、決める前に最新の情報を公式サイトでご確認ください。

AI請求書処理・買掛金(AP)自動化ツールとは?できることと選ぶ前に知っておきたいこと

AIの買掛金自動化ツールは、仕入先からの請求書を受け取ってから支払うまでの工程を扱います。AIで請求書データを読み取り、勘定科目を提案し、発注書との照合や承認者への振り分けを行います。多くのツールは支払いの実行や、ERP・会計システムとの連携にも対応しています。

主な用途は次のとおりです。

  • 請求書の取り込み: メール、スキャン、仕入先ポータルから、手入力なしで請求書のヘッダー情報と明細情報を抽出します。
  • 仕訳の提案: TipaltiやYoozのように、勘定科目、税区分、コストセンターを提案します。
  • 発注書との照合: StampliやEskerのように、発注書や入荷記録と2-way照合または3-way照合を行います。
  • 承認ルーティング: 金額や取引先などのルールに基づいて請求書を承認者に回付します。モバイルアプリやメールからの承認にも対応しています。
  • 支払い: BILLやTipaltiのように、承認済みの請求書をACH、小切手、カード、海外送金で支払います。
  • 不正・重複のチェック: MediusやYoozが説明しているように、重複した請求書や不審な変更にフラグを立てます。

選ぶ前に、無料プランや無料トライアルで何が使えるのかを確認しましょう。Nanonetsは$50の無料クレジットを提供しており、Rossumは14日間の無料トライアルがあります。Yoozは英国サイトで15日間のトライアルを案内しています。Tipaltiは無料プランがないと明記しています。その他の多くのツールは、デモまたは見積もりのみを提供しています。

次に、料金体系を確認します。このグループの料金体系には、月額の基本料金に取引手数料を加えるもの(Tipalti)、ユーザー数ごとの料金(BILL)、使用量に応じたクレジット(Nanonets)、文書量に応じた年額料金(Rossum)などがあります。料金をまったく公開していないベンダーも複数あるため、予算の検討は営業担当者への問い合わせから始まります。

最後に、自社との適合性を確認します。小規模チーム向けのツールもあれば、EskerやMediusのように、大規模な組織や複数の法人を抱える組織を対象にしたツールもあります。このグループ全体で日本語対応は限られており、BILLとAvidXchangeは米国の業務向けに設計されています。言語、対象地域、対応環境、ERPへの対応は、公式サイトで確認してください。

主要10ツールの比較表(料金・日本語対応・対応環境)

ツール主な料金プラン日本語対応対応環境
TipaltiAccounts Payable $99/月〜 / Mass Payments $249/月〜一部対応Web, iOS, Android, API
Stampli要問い合わせ記載なしWeb, iOS, Android
Vic.ai要問い合わせ記載なしWeb, iOS, Android, API
Medius要問い合わせ記載なしWeb, iOS, Android, API
Yooz無料トライアル(15日間)/ Business Edition £129〜(英国サイト)記載なしWeb, iOS, Android
Rossum無料トライアル(14日間)/ Starter $18,000/年〜一部対応Web, API
Nanonets無料で開始($50の無料クレジット)/ Starter $100/月一部対応Web, API
BILL無料トライアル / Essentials $49/ユーザー/月 / Team $65/ユーザー/月 / Corporate $89/ユーザー/月非対応Web, iOS, Android, API
AvidXchange要問い合わせ非対応Web
Esker要問い合わせ記載なしWeb, iOS, Android

この比較のツールはAIpediaに個別のページが無いため、評価点を付けていません。料金やプランは変わることがあります(2026年11月7日に各社の公式サイトで確認)。契約の前に、各ツールの公式サイトで最新の情報を確認してください。

10ツールの特徴・料金・向いている人

1. Tipalti

Tipaltiは買掛金自動化プラットフォームです。AIによる請求書の取り込み、仕訳、発注書照合に、承認、仕入先管理、200以上の国・地域への支払いを組み合わせています。製品は2つあり、請求書処理と支払い向けのAccounts Payable、多数の受取人への一括支払い向けのMass Paymentsがあります。

  • 強み:請求書処理、仕入先登録、税務書類の収集、海外送金を1つのプラットフォームで扱えます。公式サイトによると、支払いは120の現地通貨と50以上の支払い方法に対応しています。制裁対象者リストのスクリーニングと、不審な受取人のモニタリングも含まれています。
  • 強み:統制機能と税務機能は幅広く、2-way/3-way発注書照合、ヘッダーレベルと明細レベルの承認ルール、W-9/W-8の収集、62カ国の税ID検証、1099/1042-Sの作成などがあります。請求書の取り込みは、公式サイトによると146言語に対応しています。
  • 強み:連携一覧には、NetSuite、Sage Intacct、QuickBooks、Microsoft Dynamics、SAP、Acumatica(米国のみ)があり、REST/SOAP APIも提供しています。公式プレスリリースによると、仕入先登録・支払いポータルに日本語が追加され、日本の税IDにも対応しています。
  • 注意点:公式FAQに記載のとおり無料プランはなく、無料トライアルも案内されていません。請求書ごとや支払いごとの取引手数料は別途かかり、手数料の金額は料金ページに掲載されていません。
  • 注意点:管理画面とヘルプセンターは英語で提供されており、日本拠点はありません。料金ページやAPページの連携一覧にはXeroは載っていません。

料金:Accounts Payableは$99/月〜(「Plans starting at」の表記)、Mass Paymentsは$249/月〜です。どちらも、ユーザー数無制限、サプライヤー/支払先ポータル、基本的な自動化機能を含みます。請求書や支払いごとの取引手数料は別途かかります。カスタム設定や、Procurement、Expenses、Treasuryなどの追加モジュールは要問い合わせです。無料プランはありません。最新の料金や機能は公式サイトでご確認ください。

向いている人:海外のサプライヤーや支払先への支払いが多く、請求書処理、税務書類、送金を一か所にまとめたい企業。Web、iOS、Android、APIで利用できます。

2. Stampli

Stampliは、カリフォルニア州マウンテンビューに拠点を置くAP自動化プラットフォームです。質問、コメント、承認の判断を各請求書に紐づけて管理します。AIアシスタントの「Billy」が、コーディング、照合、承認者への請求書の振り分けを行います。

  • 強み:質問や判断の履歴が請求書に残るため、承認がどのような経緯で行われたかを後から確認しやすくなっています。公式サイトによると、Billyは作業の平均89%を処理し、2,700を超えるERPフィールドに対応しています。
  • 強み:料金ページでは、拠点数やベンダー数などが「Unlimited」と記載されています。専任のカスタマーサクセスマネージャー、導入支援、トレーニングも含まれます。公式サイトでは、NetSuite、SAP ECC/S/4HANA、Oracle Fusion、Sage Intacctなどを含む14種類のERP連携が挙げられています。
  • 強み:支払い、カード、調達、ベンダー管理を同じプラットフォームに追加できます。Stampli Direct Payは小切手、ACH、国際送金に対応しており、iOSとAndroidのアプリでは請求書の承認と却下ができます。
  • 注意点:料金は公開されておらず、個別見積もりです。無料プランや無料トライアルの記載はありません。料金ページでは、PO照合は「semi-automated」(半自動)と記載されています。
  • 注意点:公式サイトには対応言語の記載がなく、日本オフィスもありません。国際送金の対象国の一覧も公開されていないため、直接問い合わせが必要です。

料金:「Request a Quote」から見積もりを依頼してください(要問い合わせ)。料金ページでは、拠点数やベンダー数などが「Unlimited」と記載されています。PO照合、12種類のレポート、専任のカスタマーサクセスマネージャー、導入支援、トレーニングが含まれます。Stampli Procurement、Direct Pay、Card、Advanced Vendor Managementは追加製品です。無料プランや無料トライアルの記載はありません。最新の料金や機能は公式サイトでご確認ください。

向いている人:承認者と経理担当者のやり取りが多く、既存のERPを維持したまま請求書処理を効率化したい企業。日本企業の場合は、言語、送金の対応範囲、契約条件を事前に確認してください。対応環境はWeb、iOS、Androidです。

3. Vic.ai

Vic.aiは、「autonomous invoice processing」(自律型の請求書処理)をうたうAP自動化プラットフォームです。AIが請求書の取り込み、コーディング、承認、ERPへの登録を担います。拠点はニューヨークとオスロで、承認、PO照合、支払い(VicPay)、エージェント型AI(VicAgents)のモジュールを提供しています。

  • 強み:「autopilot」(自動運転)の設計により、自動化の割合を段階的に高められます。AIの確信度が設定した基準値を超えた請求書は、そのまま承認フローやERPに進みます。公式サイトでは、「85% No-touch rate by month 6」(6か月目で人手を介さない処理率85%)と「99% Invoice accuracy rate」(請求書の精度99%)が挙げられています。
  • 強み:承認ルーティングには、ベンダー、金額、GL勘定、コストセンター、POの不一致を使えます。委任承認、承認上限、部分照合や分割照合、許容範囲の設定、POなし請求書に対応した2-way/3-way PO照合も利用できます。
  • 強み:双方向連携として、Sage Intacct、Oracle NetSuite、Oracle Fusion、Microsoft Dynamics GP/NAV、Workday、SAP S/4HANA、Acumatica、Viewpoint Vistaが挙げられており、オープンAPIも提供しています。iOSとAndroidのアプリでは、スワイプでの承認や担当者の再割り当てに対応しています。
  • 注意点:料金は公開されておらず、/pricingページはデモの申し込みページです。無料プランや無料トライアルの記載はないため、導入は営業担当者との相談から始まります。
  • 注意点:ERP連携ページにはQuickBooksとXeroが掲載されていません。公式サイトには、対応言語、日本語UI、日本オフィスの記載もありません。UIとサポートは英語で提供されると想定してください。

料金:要問い合わせ。公式サイトに料金は掲載されておらず、無料プランや無料トライアルの記載もありません。最新の料金や機能は公式サイトでご確認ください。

向いている人:請求書の件数が多く、ERPを中心に自動処理の割合を高めたい企業。Web、iOS、Android、APIで利用できます。QuickBooksやXeroを使っている小規模事業者は、先に連携の選択肢を確認してください。

4. Medius

Mediusは、2001年にスウェーデンのリンシェーピングで設立されたAP自動化・支出管理スイートです。請求書の取り込み、多段階照合、承認、不正検知、支払いをカバーしています。主に、複数の法人や通貨を扱う中堅から大企業を対象としています。

  • 強み:2つのパッケージとその内容は料金ページに記載されています。AP Essentialsには、AP Automation、Capture、Analytics、標準サポート、ユーザー数無制限、サンドボックス1つ、エンティティ1つが含まれます。AP 360には、Copilot、Supplier Conversations、Fraud & Risk Detection、Supplier Portalが加わり、エンティティは最大3つまでです。
  • 強み:AI機能も同じスイートに含まれます。Medius Copilotは承認者の質問に答え、外国語の請求書を翻訳し、不正の兆候を検知します。公式サイトによると、「up to 99% touchless processing」(最大99%の人手を介さない処理)を実現するとされています。
  • 強み:MediusはMicrosoft、Oracle、SAPのコネクタを管理しており、Infor M3、Sage、Unit4などにも対応しています。公式サイトでは、欧州の電子請求義務や文書保存規制への対応が明記されています。請求書は、アプリがなくてもメールのリンクやブラウザから承認できます。
  • 注意点:具体的な料金は公開されておらず、どちらのパッケージも見積もりが必要です。公式サイトによると、平均導入期間は8〜12週間です。ERP連携を含む導入プロジェクトとして計画してください。
  • 注意点:公式サイトには「multi-language」(多言語)対応の記載がありますが、UIの対応言語の一覧はなく、日本語への言及もありません。日本オフィスもありません。

料金:無料プランや無料トライアルの記載はありません。AP EssentialsとAP 360はどちらも要問い合わせです。Payments、Supplier Onboarding、Procurement、Sourcing、Expense、Contract Managementは、別途費用がかかるアドオンです。最新の料金や機能は公式サイトでご確認ください。

向いている人:複数の法人や通貨を扱う中規模から大企業で、特にヨーロッパに拠点や取引先がある企業に向いています。Web、iOS、Android、APIで利用できます。iOSとAndroidのアプリにはExpenseアドオンが付属しています。

5. Yooz

Yoozは、フランスのエマルグに本社を置くクラウド型のAP自動化プラットフォームです。米国、英国、スペインにもオフィスがあります。請求書の取り込み、AIによる読み取り、仕訳の提案、承認ワークフロー、不正検知、支払い自動化を提供しています。料金は処理する書類数に基づくサブスクリプションです。

  • 強み:英国サイトの料金ページでは、契約不要で本番環境を使える15日間の無料トライアルが案内されています。料金にはユーザー数無制限、アップデート、サポートが含まれています。公式サイトによると、約1時間で利用を開始でき、トレーニングは不要とされています。
  • 強み:スマートコーディングは、勘定科目、税金、分析用ディメンションを学習して提案します。ワークフローはBPMN2に基づいており、順次、並列、ノンタッチの承認に加え、エスカレーション、委任、リマインダーに対応しています。AIは、偽造された書類、異常な金額、重複も検出します。
  • 強み:公式サイトでは「250+ active connectors」が挙げられており、QuickBooks、Sage、Microsoft Dynamics 365、Acumaticaなどが含まれます。iOSとAndroid向けのYoozMobileでは、写真での請求書取り込み、承認、コメント、転送ができます。
  • 注意点:米国の料金ページには金額が表示されておらず("Gold Edition"、要問い合わせ)、英国サイトでは"Business Edition from £129"と記載されています。エディション名が異なるため、ラインナップが分かりにくくなっています。
  • 注意点:日本語対応は記載がなく、オフィスはヨーロッパと北米のみです。支払い自動化は別モジュールで、対応する支払い方法や国は、確認したページに記載がありません。

料金:15日間の無料トライアル(本番環境、契約不要。英国サイトに記載)。米国サイトのGold Editionは要問い合わせです。英国サイトのBusiness Editionは£129〜ですが、請求サイクルは記載がありません。どちらも処理する書類数に基づくサブスクリプションで、ユーザー数は無制限です。最新の料金や機能は公式サイトでご確認ください。

向いている人:導入前に自社の請求書を無料トライアルで試したい小規模チーム。利用する地域のトライアル条件は事前にご確認ください。Web、iOS、Androidで利用できます。

6. Rossum

Rossumは、ドキュメント処理(IDP)プラットフォームです。独自のAI「Rossum Aurora」は、テンプレートなしで請求書、発注書、納品書を読み取ります。そのうえで、検証、重複検出、照合、承認、ERP連携を行います。2026年5月12日付の公式ブログ記事で、Coupaによる買収が発表され、製品はCoupaのもとで提供が続けられています。

  • 強み:料金ページには開始価格と、4つのティアごとの機能差が記載されています。ユーザー数無制限とAPIアクセスはすべてのティアに含まれ、14日間の無料トライアルがあります。Starterには、メール、API、手動アップロードによる取り込み、検証画面、12か月間のアーカイブが含まれます。
  • 強み:公式サイトによると、Auroraは約20件の書類で新しいレイアウトに対応し、OCRは276言語に対応しています。公式資料では、日本語の書類の読み取りと、2022年7月にローカライズされた日本語UIが挙げられています。
  • 強み:AP機能には、2/3/4-wayマッチングや、重複・不正の検出が含まれます。セキュリティでは、ISO 27001、SOC 2、HIPAA、TX-RAMPが掲載されています。公式サイトでは、顧客データを第三者のモデルと共有しないとされています。
  • 注意点:最低契約期間は1年のため、Starterも年間契約になります。APアプリ(承認ワークフロー、予測による勘定科目の割り当て)、連携、電子インボイスはアドオンです。
  • 注意点:公式サイトには支払いの実行についての記載がないため、ERPや支払いサービスと組み合わせて使う想定のツールです。Coupaによる買収後、情報の移行が進んでおり、たとえばナレッジベースはdocs.coupa.comに移されています。日本オフィスはありません。

料金:14日間の無料トライアル。Starterは$18,000/年〜で、ユーザー数無制限、API、12か月間のアーカイブが含まれます。Business、Enterprise、Ultimateは要問い合わせです。年額は書類数またはページ数と自動化の複雑さに基づいて決まり、最低契約期間は1年です。超過分には追加ページ料金がかかります。最新の料金や機能は公式サイトでご確認ください。

向いている人:既存のERPや支払いサービスと組み合わせて、日本語の書類を含めた高い文書読み取り力を求めるチーム。WebとAPIで利用できます。

7. Nanonets

Nanonetsは、AIによる文書データ抽出を中心に構築されたAP自動化ツールです。請求書の取り込み、仕訳、発注書の照合、承認、ERPへの転記をカバーする「ブロック」を組み合わせてワークフローを作成します。料金は従量課金制で、無料クレジットから始められます。

  • 強み:すべてのアカウントには$50の無料クレジットが付与され、クレジットカードは不要です。ブロックごとの実行料金が公開されているため、従量課金の費用を見積もりやすくなっています。公式サイトでは「no platform fee, no per-seat charge」と説明されています。
  • 強み:公式ドキュメントの対応言語一覧に日本語が明記されており、日本語の請求書を読み取れます。請求書はメール、EDI、スキャン、取引先ポータルから届き、テンプレートなしで抽出できます。
  • 強み:承認はメール、Slack、Microsoft Teamsで行えます。標準の連携には、SAP、NetSuite、QuickBooks、Xero、Sage、Microsoft Dynamics、Oracleが含まれます。Enterpriseでは、SSO/SCIM、オンプレミス展開、データ保存先の選択(US/EU/APAC)に対応しています。
  • 注意点:Starterは3ユーザーまでに制限されており、ERPやデータベースとの連携はGrowth以上に含まれます。GrowthとEnterpriseの料金は公開されていません。クレジット制の料金は、古い記事の「ページ単価」情報と混同しやすい点にご注意ください。
  • 注意点:公式のAPエージェントのページではERP内での支払いのスケジュール設定のみが説明されており、送金機能の記載はありません。管理画面、ドキュメント、サポートは英語で、日本オフィスの記載もありません。

料金:$50分の無料クレジット付きで無料で始められます(カード登録不要)。Starterは$100/月で、100クレジット、最大3ユーザー、データ抽出AI、API、メールでの取り込みに対応しています。GrowthとEnterpriseは要問い合わせです。料金はワークフローのブロックごとに発生します。Simpleは$0.02/run、Standard AIは$0.10/run、Complex AIは$0.30/runです。公式サイトによると、一般的な請求書のワークフローでは4〜6ブロックを使用し、請求書1件あたり$2未満になります。最新の料金や機能は公式サイトでご確認ください。

向いている人:従量課金で少量から始めたいチームや、既存の会計ソフトに読み取りと承認の機能を追加したい企業。WebとAPIで利用できます。

8. BILL

BILL(旧Bill.com)は、米国の企業と会計事務所向けのAPおよびARの自動化プラットフォームです。請求書の取り込み、AIによるコーディング、承認、ACH、小切手、バーチャルカード、国際送金による支払いを一体化しています。法人カードや経費管理向けのBILL Spend & Expenseも含まれています。

  • 強み:ユーザー料金と取引手数料は、料金ページで詳しく公開されています。公式サイトによると、50万社以上が利用しており、米国の会計事務所トップ100のうち80%以上が導入しています。
  • 強み:請求書処理、支払い、売掛金管理、法人カードを1つのプラットフォームで扱えます。公式サイトによると、130以上の国への支払いが可能で、現地通貨での送金手数料は$0です(為替レートは適用されます)。
  • 強み:iOSおよびAndroidアプリで、請求書の確認、承認、支払いができます。APIはすべてのプランで利用できます。会計事務所向けにはAP & AR PartnerプランとAccountant Consoleがあり、いずれも$49/月です。
  • 注意点:公式のモバイルアプリのページでは、登録は米国のアカウントのみとされています。そのため、日本企業による直接の利用は想定されていないと考えられます。日本語UIについての記載はありません。
  • 注意点:NetSuite、Sage Intacct、Microsoft Dynamics、Acumatica、QuickBooks Enterpriseとの自動同期はEnterpriseに限られます。取引ごとの手数料は取引量に応じて増えていき、無料トライアルの期間は記載されていません。

料金:公式のよくある質問によると、無料トライアルは「ほとんどの場合」提供されますが、期間は記載されていません。Essentialsは$49/ユーザー/月、Teamは$65/ユーザー/月、Corporateは$89/ユーザー/月です。Enterpriseは要問い合わせです。BILL Spend & Expenseは$0/ユーザー/月です。取引手数料は別途かかります。ACHは$0.59、小切手は$1.99、米ドルの国際送金は$19.99、カード払いは2.9%です(バーチャルカードは無料)。料金ページには、年払いか月払いかの記載はありません。最新の料金や機能は公式サイトでご確認ください。

向いている人:米国子会社の買掛金(AP)管理や、米国の会計事務所との連携。対応環境はWeb、iOS、Android、APIです。

9. AvidXchange

AvidXchangeは、ノースカロライナ州シャーロットに本社を置く、AP自動化およびB2B決済のプラットフォームです。AvidPayを通じて、AIを活用した請求書処理と支払いの自動化を提供しています。不動産、建設、医療、教育などの業界に特化した会計システム連携が特徴です。

  • 強み:不動産、HOA(住宅所有者組合)管理、建設、医療、教育、非営利団体、自治体など、業界別の連携が豊富です。公式サイトによると、会計システムとの連携は200以上(よくある質問では265以上)あり、NetSuite、QuickBooks、Sage、Yardi、MRIなどに対応しています。
  • 強み:請求書処理と支払いネットワークが、同じプラットフォーム上にあります。AvidPayでは、AvidPay Direct、Mastercard、紙の小切手による支払いを選べます。Supplier Hubを使うと、取引先が請求書や支払いの状況を確認できます。
  • 強み:AI機能には、Invoice Capture Agent(公式サイトによると精度99%以上)、AI Approval Agent、明細単位の発注書(PO)照合が含まれます。取り込んだ請求書は専門スタッフが確認し、承認は人が判断して初めて確定します。公式のよくある質問では、導入には最短45日かかる場合があるとされています。
  • 注意点:料金は公開されておらず、見積もりが必要です。取引手数料は処理件数ごとに発生します。小切手の郵送費や連携費用などの第三者コストが、別途請求される場合があります。
  • 注意点:米国向けのサービスで、日本語対応や日本からの利用に関する記載はありません。AI機能は、対応している会計システムとの連携がある場合に限られます。確認したページには、モバイルアプリの記載はありません。

料金:要問い合わせ。公式サイトには料金が公開されていません。2026年4月30日付で更新された一般取引条件では、料金はSales Orderで定められるとされています。請求書、発注書、支払いなど、処理件数ごとに取引手数料がかかります。小切手の郵送費や会計システムとの連携費用などの第三者コストは、別途かかる場合があります。無料プランや無料トライアルの記載はありません。最新の料金や機能は公式サイトでご確認ください。

向いている人:不動産、建設、医療などの分野で米国事業を行い、会計システム連携や支払いネットワークを重視する企業。掲載されている対応環境はWebです。

10. Esker

Eskerは、フランスのリヨンに本社を置く、Source-to-PayおよびOrder-to-Cashの自動化ベンダーです。APでは、請求書の取り込み、AIによるコーディング、発注書照合、承認、サプライヤーポータル、支払いを1つのクラウドプラットフォームで提供しています。エージェント型AI「Esker Synergy AI」は、同社のすべての製品に組み込まれています。

  • 強み:同じプラットフォーム上で、APにとどまらず、調達、契約、取引先管理、支払い、ARまで対応できます。請求書は、メール、EDI、郵送、FAX、サプライヤーポータルから届きます。AIによる項目抽出と、一括データの自動分割に対応しています。
  • 強み:公式サイトによると、60以上の国の電子インボイスに関する規制に対応し、135以上の通貨を扱えます。また、70以上のERPと連携でき、複数のERPを使う大企業の環境に適しています。
  • 強み:Accounts Payable Agentは、Microsoft TeamsやSlackからも、自然言語で請求書の状況を確認したり、承認を進めたりできます。AIは推奨内容を提示し、最終判断は人が行います。iOSおよびAndroid向けのEsker Anywhereアプリでは、承認に対応しています。
  • 注意点:料金は公開されておらず、見積もりベースです。公式サイトでは、APソリューションを「大企業や複雑な財務組織向け」と説明しています。小規模チーム向けの簡易プランについての記載はありません。
  • 注意点:製品UIの対応言語は明記されておらず、日本拠点もありません。2019年のプレスリリースでは、当時のFuji Xeroxとの日本での販売提携が発表されていますが、現在の状況は記載されていません。

料金:要問い合わせ。公式サイトには料金が公開されていません。掲載されているのはROI計算ツールとデモの申し込みのみで、無料プランや無料トライアルの記載はありません。最新の料金や機能は公式サイトでご確認ください。

向いている人:複数の国とERPにまたがる大企業で、買掛金処理と電子インボイスへの対応をまとめて行いたい人。Web、iOS、Androidで利用できます。日本での提供状況は、先に問い合わせて確認してください。

目的別のおすすめ

目的 おすすめ 理由
無料プランや無料トライアルから始めたい Nanonets, Rossum Nanonetsは、カード登録不要で$50の無料クレジットを提供しています。Rossumは14日間の無料トライアルを提供しています。
契約前に自社の請求書で試したい Yooz 英国サイトでは、契約不要で本番環境を使った15日間の無料トライアルを案内しています。
日本語の請求書を読み取りたい Nanonets, Rossum Nanonetsは対応する書類の言語に日本語を挙げています。Rossumは日本語の書類の読み取りと、日本語のアプリUIに言及しています。
海外の多数のサプライヤーに支払いたい Tipalti 200を超える国と地域への支払いに対応し、1つのプラットフォームで税務書類も収集します。
料金が公開されているツールで小さく始めたい BILL, Tipalti BILLは$49/ユーザー/月からのプランを掲載しています(サインアップは米国アカウントのみ)。Tipalti Accounts Payableは$99/月〜です。
複数のERPを使う大規模な組織で導入したい Esker, Medius Eskerは70を超えるERPとの連携に対応していると述べています。Mediusは、複数の法人や通貨を扱う中堅から大企業を対象としています。
請求書処理をできるだけ自動化したい Vic.ai, Stampli Vic.aiは、設定した信頼度を超える請求書を承認やERPへ直接送ります。StampliのAIアシスタントBillyは、コーディング、照合、ルーティングを担当します。
米国で業種別の会計ツールと連携したい AvidXchange 不動産、建設、医療、教育などの業種向けの連携を掲載しています。

ここで紹介するツールの多くは、日本語UIや日本オフィスの有無が確認できていません。契約前に、言語、サポート、契約条件を確認してください。Stampli、Vic.ai、Medius、AvidXchange、Eskerの料金は見積もり制です。最新の料金と機能は公式サイトで確認してください。

失敗しない選び方のポイント

価格だけでなく料金体系を比べる

ツールによって課金の仕方が異なります。Tipaltiは月額料金に取引ごとの手数料を加えた形式です。BILLはユーザー単位の料金と取引手数料を組み合わせています。Nanonetsはワークフローのブロックを実行するごとに課金されます。Rossumはページ数または書類数に基づく年額料金です。Yoozは書類数ベースのサブスクリプションです。

各ベンダーには、自社の請求書の件数とユーザー数をもとにした総額の見積もりを依頼してください。

無料の内容を実際に確認する

無料で使える範囲はツールごとに大きく異なります。Nanonetsは$50の無料クレジットを提供しています。Rossumは14日間のトライアルがあります。Yoozは英国サイトでのみ15日間のトライアルを案内しています。BILLは「ほとんどの場合」トライアルを提供すると述べていますが、期間は記載していません。

Tipaltiは無料プランがないと明記しています。Stampli、Vic.ai、Medius、AvidXchange、Eskerは無料の提供について言及していません。これらのツールは、デモと見積もりを前提に検討してください。

日本語対応と地域対応を早めに確認する

日本語対応は、よくても一部対応にとどまります。公式サイトで明確に確認できるのは、Tipaltiのサプライヤーポータル、そしてRossumとNanonetsの書類読み取りです。TipaltiとNanonetsの管理画面は英語です。

BILLのサインアップは米国アカウントのみ受け付けています。AvidXchangeは米国のサービスです。パイロット導入の前に、言語、地域、契約条件を確認してください。

会社の規模に合うツールを選ぶ

Eskerは、そのAP(買掛金)ソリューションを大企業や複雑な財務組織向けと説明しています。Mediusは、複数の法人や通貨を扱う中堅から大企業を対象としています。NanonetsとYoozは、従量課金や書類数ベースの料金体系により、小規模な導入に向いています。

小規模なチームは、上限も確認してください。たとえばNanonets Starterは最大3ユーザーまでです。

ERP、支払い機能、対応環境を確認する

ERPとの連携は、ツールごとに対応範囲が異なります。Xeroは、Tipaltiの連携一覧に含まれていません。Vic.aiのページには、QuickBooksとXeroの記載がありません。BILLは、NetSuiteとの同期をEnterpriseプランに限定しています。Rossumは支払いの実行に言及していないため、別途支払いサービスが必要です。

対応環境もツールによって異なります。AvidXchangeはWebのみを挙げています。一方、Stampli、Tipalti、BILLにはモバイルアプリがあります。

よくある質問

Q. これらのツールのうち、無料プランや無料トライアルがあるのはどれですか?

Nanonetsは、カード登録不要で$50の無料クレジットを提供しています。Rossumには14日間の無料トライアルがあり、Yoozは英国サイトで15日間のトライアルを案内しています。BILLは「ほとんどの場合」トライアルを提供すると述べていますが、期間は記載していません。Tipaltiは無料プランがないと明記しています。

Q. 料金を公開しているツールはどれですか?

Tipaltiは、Accounts Payableを$99/月〜、Mass Paymentsを$249/月〜で掲載しています。BILLは、Essentialsを$49/ユーザー/月、Teamを$65/ユーザー/月、Corporateを$89/ユーザー/月で掲載しています。Rossum Starterは$18,000/年〜で、Nanonets Starterは$100/月です。Yoozは英国サイトで、Business Editionを£129〜で掲載しています。最新の料金は公式サイトで確認してください。

Q. 日本語に対応しているツールはどれですか?

公式サイトでは、Tipalti、Rossum、Nanonetsが一部対応とされています。Tipaltiのサプライヤーポータルは日本語に対応しており、RossumとNanonetsは日本語の書類読み取りに対応しています。Stampli、Vic.ai、Medius、Yooz、Eskerは日本語対応を明記していません。BILLとAvidXchangeは非対応です。

Q. 日本の企業がBILLやAvidXchangeを使えますか?

BILLのモバイルアプリのページには、サインアップは米国アカウントのみであると記載されており、日本語UIへの言及はありません。AvidXchangeは米国のB2B資金移動業ライセンスのもとで運営されており、他の国や言語への対応は明記していません。どちらも米国での業務に適しています。

Q. 大企業向けのツールはどれですか?

Eskerは、同社のAPソリューションを大企業や複雑な財務組織向けと位置づけています。Mediusは主に、複数の法人や通貨を扱う中堅から大企業を対象としています。両社とも見積もりベースの料金体系です。法務や税務が関わる場合は、最終的な判断の前に専門家へご確認ください。

まとめ

10種類のツールは、料金体系、無料で利用できる範囲、言語対応、対象企業の規模の点で大きく異なります。Tipalti、BILL、Rossum、Nanonets、そしてYooz(英国サイト)は、少なくとも一部の料金を公開しています。Stampli、Vic.ai、Medius、AvidXchange、Eskerは見積もりに依存しています。

このグループ全体で日本語対応は限られています。BILLとAvidXchangeは米国での業務を想定しており、EskerとMediusは大規模な組織を対象としています。決める前に、各ベンダーの公式サイトで最新の料金と機能をご確認ください。

  • 小さく始めて無料で試したい → Nanonets(クレジットカード不要で$50の無料クレジットを提供)
  • 海外の多くの取引先に支払う → Tipalti(200を超える国と地域への支払いに対応。プレスリリースによると、サプライヤーポータルに日本語が追加されたとされています)
  • 複数の国とERPにまたがって拡大する → Esker(60を超える国での電子インボイス対応と、70を超えるERPとの連携)

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AIpedia編集部

AIpedia編集部は、AIツールの調査・比較・検証を専門とするチームです。紹介するツールは実際にアカウントを作成して操作し、料金体系・主要機能・使用感を確認した上で執筆しています。記事は定期的に見直し、情報の更新に努めています。