比較| AIpedia編集部

AI開発者向けドキュメント作成ツール完全比較2026|Mintlify・GitBook・ReadMe・Document360など10ツールの料金・無料プラン・選び方

AI開発者向けドキュメント作成ツールの主要10ツール(Mintlify・GitBook・ReadMe・Document360など)を、料金・無料プランの有無・日本語対応・対応環境・長所と短所で比較しました。目的別のおすすめ、失敗しない選び方、よくある質問もまとめています(各社の公式サイトを2026年11月に確認)。

AI開発者向けドキュメントプラットフォームの選定は、見た目以上に難しいものです。ベンダーによってAI機能の提供方法が異なり、定額ではなくクレジットやトークンで課金するツールもあります。無料プラン、無料トライアル、日本語対応も、ツールごとに大きく異なります。

この記事では、10のプラットフォームを比較します。対象は、Mintlify、GitBook、ReadMe、Document360、Fern、Redocly、Archbee、Theneo、Scalar、Bumpshの10製品です。各製品について、料金、無料プラン、日本語対応、対応環境、強み、注意点を取り上げます。比較にあたっては、各ベンダーの公式サイトを使用し、2026年11月に確認しました。

ツールごとの解説のあとに、目的別のおすすめ、失敗しない選び方のポイント、よくある質問を掲載しています。料金や機能は変更されることがあるため、選ぶ前に最新の料金と機能を公式サイトで確認してください。

AI開発者向けドキュメント作成ツールとは?できることと選ぶ前に知っておきたいこと

AI開発者向けドキュメントプラットフォームは、APIや開発者向け製品のドキュメントを、チームが作成、公開、保守するのを支援します。多くはMarkdownファイルやOpenAPIなどのAPI定義から始まります。そのうえで、読者、執筆者、AIツール向けのAI機能を追加します。

代表的な用途は次のとおりです。

  • 読者向けのAI検索やチャット:公開ドキュメントから質問に答え、参照元へのリンクを表示します。例として、MintlifyのAssistantやFernのAsk Fernがあります。
  • AIを使った執筆と編集:プロンプト、API仕様、プルリクエストからページの下書きや編集を行います。例として、ReadMe AgentやDocument360のAI執筆エージェントがあります。
  • コード変更からの更新提案:プルリクエストを確認し、ドキュメントの更新を提案します。Mintlifyのautopilotや、Theneo Agent(ベータ版)がこの方式で動作します。
  • MCPサーバーとllms.txt:ClaudeやCursorなどのAIツールが、ドキュメントとAPIの詳細を直接読めるようにします。
  • AI翻訳:GitBookやTheneoのように、ページの翻訳版を作成し、言語切り替え機能を追加します。
  • 利用状況の分析:読者がどのような質問をしているかを表示し、ドキュメントの不足部分を見つけやすくします。

選ぶ前に、無料プランや無料トライアルで実際に何が使えるかを確認してください。Mintlify、GitBook、Fern、Scalar、Theneoには無料プランがあります。一方、Redocly、Archbee、Document360は料金ページに無料プランを掲載していません。無料トライアルの期間は7日から30日までと、製品によって異なります。AI機能は有料プランに限定されることも多いため、必要な機能がどのプランに含まれるかを確認してください。

日本語対応も重要な違いの一つです。いくつかのツールは、翻訳やローカライズの言語として日本語を挙げていますが、公式サイトの多くは英語のみです。Scalarの内蔵ロケールには日本語が含まれておらず、Bumpshは日本語対応について記載していません。AIアシスタントが日本語で回答するかどうかも、公式に記載されていないことが多いため、ご自身で試して確認してください。

料金体系と企業規模も重要です。Redoclyのように、プロジェクトやサイト単位の定額制のツールもあります。Archbeeのようにエディターごとに課金するツールや、MintlifyやScalarのようにAIクレジットで課金するツールもあります。Document360は個別見積もりです。小規模チームは、公開された価格と無料プランを重視するとよいでしょう。大規模な組織は、SSO、ローカライズ、セルフホストがどのプランに含まれるかを確認してください。これらは多くの場合、Enterprise限定の機能です。最後に、GitHub、GitLab、Slack、CLI、MCPサポートなどの連携機能も比較してください。最新の料金と機能は、公式サイトで確認してください。

主要10ツールの比較表(料金・日本語対応・対応環境)

ツール主な料金プラン日本語対応対応環境
MintlifyStarter $0/月 / Pro $450/月または$540/月一部対応Web、CLI、REST API、MCPサーバーなど
GitBookFree $0/サイト/月 / Essential $65、Ultimate $249サイト/月(年払い)一部対応Web、GitHub連携(Git Sync)、GitLab連携(Git Sync)、APIなど
ReadMeStarter $0/月 / Pro $250/月(年払い) / Ask AIアドオン$150/月一部対応Web、API、CLI、MCPサーバーなど
Document360要問い合わせ一部対応Web、API、CLI(CI/CD連携)、MCPサーバーなど
FernDocs Free $0/月一部対応Web(ダッシュボード)、CLI、GitHub連携、Slack連携など
Redocly30日間の無料トライアル / Pro $249/月、Scale $729/月(年払い)一部対応Web(Reunite)、CLI(Redocly CLI)、GitHub連携、GitLab連携など
Archbee14日間の無料トライアル / Growing $80/月 / Scaling $350/月一部対応Web、macOS、Windows、Linuxなど
TheneoBusiness $120/月/ワークスペース / Growth $400/月/ワークスペース一部対応Web、CLI、SDK、VS Code拡張機能など
ScalarFree $0 / Pro $150/月 / Business $600/月 / 追加SDK:最大100エンドポイントまで$150/月非対応Web、macOS、Windows、Linuxなど
Bump.shBasic $50/月 / Pro $120/月記載なしWeb、CLI、API、GitHub Actionsなど

この比較のツールはAIpediaに個別のページが無いため、評価点を付けていません。料金やプランは変わることがあります(2026年11月7日に各社の公式サイトで確認)。契約の前に、各ツールの公式サイトで最新の情報を確認してください。

10ツールの特徴・料金・向いている人

1. Mintlify

Mintlifyは、Gitリポジトリ内のMarkdownおよびMDXファイルから、開発者向けドキュメントサイトを構築して公開するツールです。公式ドキュメントでは、自らを「開発者向けのAIネイティブなドキュメントプラットフォーム」と説明しています。Pro以上では、読者向けのAssistant、執筆エージェント、コード変更時に更新を提案するautopilotが追加されます。

  • 強み:無料のStarterプランでも、カスタムドメイン、検索、MCPサーバー、APIプレイグラウンドが含まれます。エディターは5人まで利用できます。
  • 強み:コンテンツはMarkdownとMDXの形式でGitに保存されるため、別のプラットフォームに移行する際も、ファイルと履歴を持ち出せます。
  • 強み:Proは定額制で、エディターは無制限です。AIアクションごとのクレジット単価が公開されています。autopilotと執筆エージェントを使うと、ドキュメント更新の手間を減らせる可能性があります。
  • 注意点:Starterには、読者向けアシスタントなどのAI機能が含まれておらず、クレジットを購入することもできません。Proは年払いでも$450/月かかるため、無料のStarterとの価格差は大きくなります。
  • 注意点:Assistantの回答やautopilotによる更新はクレジットを消費するため、利用量によっては追加料金が発生する場合があります。公式サイトとダッシュボードには日本語版がなく、AIアシスタントが日本語で回答するかどうかは公式に記載されていません。

料金:Starterは$0/月です(エディター5席、カスタムドメイン、Webエディター、認証、MCPサーバー、APIプレイグラウンドを含みます。AI機能は含まれません)。Proは年払いで$450/月、月払いで$540/月です。エディター数は無制限で、毎月10,000クレジットが含まれます。超過分は$0.01/クレジットです。アドオンパックは、毎月15,000クレジットが$145、40,000クレジットが$370、90,000クレジットが$800です。Enterpriseは要問い合わせです(カスタムクレジット、SSO、SCIM、RBAC、セルフホスティング、EUホスティングに対応)。新規アカウントは、クレジット5,000付きのProを14日間無料で利用でき、クレジットカードは不要です。アシスタントの回答には25クレジット、Autopilotによる更新には250クレジットかかります。オープンソースプロジェクト向けの無料Proプランと、スタートアップ向けの12か月間50%割引は、申請制で利用できます。価格は2026年11月7日時点のものです。

向いている人:Gitでドキュメントを管理しており、まず無料で始めたいチームや、英語のインターフェースで作業できるチームに向いています。AI機能を多用する場合は、Proの料金とクレジットの使用量を見込んでおくとよいでしょう。

2. GitBook

GitBookは、ブロックベースのビジュアルエディターで作成した製品ドキュメントやAPIドキュメントを、公開サイトとして配信します。GitHubとGitLabとのGit Syncに対応しています。すべてのプランに、OpenAPIから自動更新されるAPIリファレンスと、インタラクティブなAPIプレイグラウンドが含まれます。

  • 強み:無料プランでも、MCPサーバー、llms.txt、APIプレイグラウンド、プレビューデプロイが含まれます。
  • 強み:料金はページビュー数や閲覧者数に基づきません。料金体系はサイトごとと編集ユーザーごとで決まり、公開サイトの閲覧者には課金されません。
  • 強み:AIクレジットの単価が公開されています(質問1件につき20クレジット、翻訳1,000語につき30クレジット)。AI翻訳と言語切り替えを使うと、多言語のサイトを1つにまとめられます。
  • 注意点:AI Assistant Chat、AI insights、チャンネル連携は、Ultimate($249/サイト/月、年払い)以上のプランに限られます。編集ユーザーごとの料金も別途かかるため、チームの人数が多いとコストが増える場合があります。
  • 注意点:料金ページには年払いの価格のみが表示されています。月払いの価格は公式ドキュメントで確認してください。AIクレジットがなくなった場合の動作について、ページには「自動停止」と「$0.01/クレジットの追加課金」の2つが記載されています。ダッシュボードの日本語表示は確認できていません。

料金:Freeは$0/サイト/月(1ユーザー)です。Essentialは$65/サイト/月(年払い。公式ドキュメントによると、月払いでは$79)で、毎月2,000のAIクレジットが含まれます。Ultimateは$249/サイト/月(年払い。月払いでは$299)で、毎月10,000のAIクレジットが含まれます。共同編集ユーザーは$12/ユーザー/月(年払い。月払いでは$15)が追加でかかります。Enterpriseは要問い合わせです。毎月のAIクレジットパックは、5,000が$47.50、10,000が$90、15,000が$127.50、40,000が$300で、超過分は$0.01/クレジットです。有料機能には14日間の無料トライアルがあります。非営利団体、オープンソース、教育機関向けの無料Communityプランは、申請制で利用できます。価格は2026年11月7日時点のものです。

向いている人:Gitとの同期ができるビジュアルエディターを使いたいチームや、閲覧者数に左右されない料金体系を求めるチームに向いています。導入前に、ユーザーごとの料金とAIクレジットの必要量を見積もっておくとよいでしょう。

3. ReadMe

ReadMeは、OpenAPI仕様からインタラクティブなAPIリファレンスを生成します。ガイド、変更履歴、レシピ、ディスカッションフォーラムを備えたデベロッパーハブとして公開できます。GitHub、GitLab、Bitbucketとの双方向同期に対応しています。

  • 強み:無料のStarterプランでも、カスタムドメイン、双方向のGit同期、インタラクティブなAPIリファレンス、MCPサーバーが含まれます。
  • 強み:Proには、AI機能としてReadMe Agent、AI Linter、AI Writer、Ask AI Liteが含まれます。
  • 強み:Developer DashboardはAPIのログを取り込むため、ドキュメントと並べてAPIの利用状況を確認できます。AI Translations(Enterprise)は、日本語を含む11言語に対応しています。
  • 注意点:全機能が使えるAsk AIは追加で月額$150かかり、Ask AI APIはEnterpriseに限られます。AI Translations、SAML、監査ログ、複数プロジェクト管理もEnterpriseのみの機能です。
  • 注意点:料金ページにはProの年払いの価格のみが表示されているため、月額料金は確認できません。Proは管理者5名までで、追加の管理者は1名につき$20です。公式サイトとヘルプは英語で提供されています。

料金:Starterは$0/月です(プロジェクト1件、公開バージョン1件、管理者1名、ドキュメントの指標データ7日間)。Proは$250/月です(「Billed annually」と表示され、管理者5名。追加の管理者は1名につき$20ですが、期間の記載はありません)。Enterpriseは要問い合わせです(年払いのみ、シート数無制限、複数プロジェクトに対応)。全機能が使えるAsk AIは、アドオンとして月額$150です。Developer Dashboardは、500万件までのログが$100/月で、その後は100万件ごとに$10が追加されます。Proのすべての機能は14日間無料で試せます。Proには、新サービスRestless用の4,000クレジットも含まれます。価格は2026年11月7日時点のものです。

向いている人:API中心のデベロッパーハブを作りたく、利用状況の分析も重視するチームに向いています。StarterやProでは、日本語版はLocalizeとの連携などの方法に頼ることになります。内蔵のAI Translationsを使うには、Enterpriseが必要です。

4. Document360

Document360は、外部向けのヘルプセンター、社内ナレッジベース、SOP、APIドキュメントを1つのプラットフォームで扱えるナレッジベースソフトウェアです。AI機能は「Eddy AI」としてまとめられています。固定のプランは公開されておらず、料金はカスタム見積もりです。

  • 強み:ヘルプセンター、社内ナレッジ、APIドキュメントを1つのプラットフォームで運用できます。APIドキュメントでは、OpenAPI 2.0から3.2とPostman Collectionsを取り込めるほか、Try It!コンソールも利用できます。
  • 強み:Eddy AIは、プロンプトや録音からのAIライティング、閲覧者向けのAI検索、AI Chatbotアドオンに対応しています。ナレッジベースの多言語化とAI検索ウィジェットは、日本語に対応しています。
  • 強み:料金に関するFAQによると、すべての顧客に専任のサクセスマネージャー、オンボーディング、トレーニングが提供されます。SOC 2 Type II、ISO 27001、GDPRに準拠しています。
  • 注意点:固定料金は公開されていないため、見積もりを取るまで費用はわかりません。料金ページには無料プランや無料トライアルの記載がありません。
  • 注意点:AI ChatbotとAI Premium Suiteは、追加料金のかかるアドオンです。AI翻訳は文字数ベースのクレジット制で、クレジットは年に1回だけ更新されます。公式サイトには日本語版がありません。

料金:要問い合わせ。公式の料金ページには固定価格が掲載されていません。FAQによると、見積もりは次の6つの要素に基づきます。チームアカウント数(編集者とレビュー担当者)、ワークスペース数、言語数、SSOなどのセキュリティ要件、ナレッジベースが公開か非公開か、そしてAI Premium Suiteの利用量です。AI ChatbotとAI Premium Suite(画面キャプチャ、ステップバイステップガイド、インタラクティブデモ、動画録画)はアドオンです。Translate with Eddy AIは文字数ベースのクレジット制を採用しています(1文字につき1クレジット、プロジェクトごとに年1回更新)。情報は2026年11月7日時点のものです。

向いている人:ヘルプセンター、社内ナレッジベース、APIドキュメントをまとめて必要とし、見積もりベースの購入に抵抗がない組織。日本語表示のニーズは、事前にベンダーに確認してください。

5. Fern

Fernは、OpenAPIなどのAPI定義から開発者向けドキュメントサイトとクライアントSDKを生成します。公式ブログによると、2026年1月8日にPostmanへの参加を発表しました。独立した製品として運営を続けるとしています。

  • 強み:無料プランでも、Ask Fern(AI検索)、Fern Agent、MCPサーバー、カスタムドメインを利用できます。
  • 強み:同じAPI定義からドキュメントとSDKを生成できるため、両者を同期させやすくなります。
  • 強み:OpenAPI、AsyncAPI、gRPC、GraphQL、OpenRPCなど、幅広い仕様とプロトコルに対応しています。AIクレジットの消費率は公式ドキュメントで公開されています。
  • 注意点:有料プランはEnterpriseのみで、価格は公開されていません。無料の上限(250クレジット/月、1,000ページ)を超える場合は、問い合わせが必要です。
  • 注意点:ローカライズはEnterpriseのみで、翻訳テキストはユーザー側で用意する必要があります。カスタムCSS、JavaScript、Reactコンポーネント、複数リポジトリ連携もEnterpriseのみです。Fern Agentはベータ版と案内されています。

料金:Docs Freeは$0/月(期間制限なし、チームメンバー10名、1,000ページ、250 AIクレジット/月、2,000ページ生成/月、サイト1つ、カスタムドメインとサブパス)です。Docs Enterpriseは要問い合わせ(SSO、SCIM、ローカライズ、カスタムCSS/JS、セルフホスティングなど)です。SDKs Freeは$0(Python、TypeScript)です。SDKs Enterpriseは要問い合わせ(SDKごと、年払い)です。Postmanの有料プランの利用者は、Postman Team(2,500ページ、5,000ページ生成/月、メンバー25名)の利用を申請できます。AIクレジットの使用量は、Ask Fernが1メッセージにつき2クレジット、AI生成のAPI例が1クレジット、Slackでのドキュメント更新が1セッションにつき50クレジットです。価格は2026年11月7日時点のものです。

向いている人:1つのAPI定義からドキュメントとSDKを作りたく、無料プランから始めたいチーム。ローカライズが必要な場合や無料の上限を超える場合は、Enterpriseプランについて相談する前提で計画してください。

6. Redocly

Redoclyは、OpenAPI、GraphQL、AsyncAPIの記述からAPIリファレンスとドキュメントサイトを構築します。オープンソースのRedocとRedocly CLIも提供しています。ガイドはMarkdown、Markdoc、Reactで書け, すべてのプルリクエストをプレビューできます。

  • 強み:プランは定額制で、編集者、閲覧者、Gitコントリビューター、ページ数は無制限です。人数が増えても費用が変わりにくい設計です。
  • 強み:ベータ期間中は、AIアシスタント、ドキュメント用MCPサーバー、Redocly Agentのプルリクエストレビューに追加料金はかかりません。
  • 強み:ローカライズはすべてのプランで利用でき、日本語も組み込みのUI翻訳に含まれています。カードを登録せずに30日間の無料トライアルを開始できます。
  • 注意点:無料プランはなく、最も安いProでも年払いで$249/月(年間$2,988)です。AI機能はベータ版で、一般提供後に従量課金が予定されています。
  • 注意点:SSO、マルチプロダクトサイト、埋め込みAIウィジェットはScale以上でのみ利用できます。料金ページの静的な表示では、月払いの金額を確認できません。ドキュメント本文の翻訳はユーザー側で用意する必要があります。

料金:Proは$249/月(年払い、年間$2,988、プロジェクト3つ)です。Scaleは$729/月(年払い、年間$8,748、プロジェクト10個、SSO、RBAC)です。Enterpriseは要問い合わせ(年間契約、プロジェクト無制限)です。追加プロジェクトは$39/月または$390/年です。月払いも利用できますが、金額は確認できませんでした。カード登録不要の30日間無料トライアルがあります。価格は税別です。AI機能はベータ中は課金されず、利用上限があります。従量課金は一般提供開始時に導入が予定されており、少なくとも60日前に発表されます。価格は2026年11月7日時点のものです。

向いている人:座席ごとの課金がなく、予測しやすい定額料金を求めていて、有料プランの予算があるチーム。組み込みの日本語UI翻訳を使いたい場合にも合います。

7. Archbee

Archbeeは、プロダクトドキュメント、開発者向けドキュメント、ユーザーガイド、社内ナレッジのためのドキュメントプラットフォームで、「ナレッジポータル」として提供されています。Growingおよびそれ以上のプランでAPIドキュメント、GitHub連携、カスタムドメイン、パスワード保護に対応しています。閲覧者は無制限で、課金の単位は編集を行うチームメンバーの数です。

  • 強み:年払いにすると、5名のチームメンバーを含めて$80/月から始められます。
  • 強み:AIアドオンの価格、月間トークン量、超過時の単価が料金ページに明記されています。
  • 強み:公開ポータル用のMCPサーバーとllms.txtは追加料金なしで含まれています。Scalingおよびそれ以上のプランではローカライズ言語に日本語も含まれています。
  • 注意点:無料プランはなく、14日間のトライアル後は有料プランが必要です。Ask AIなどのAI機能は、GrowingとScalingでは別料金のアドオンです。
  • 注意点:AI翻訳はEnterpriseのみで、ローカライズはScalingおよびそれ以上で利用できます。API・CMS MCP、Q&A、分析、PDF書き出しなどは、それぞれ$80/月(年払い)のアドオンです。公式サイトは英語です。

料金:Growingは$80/月(年払い。月払いは$100/月)で、5名のメンバーを含みます。追加メンバーは$5/月(月払いは$6)です。Scalingは$350/月(年払い。月払いは$400/月)で、5名のメンバーを含みます。追加メンバーは$10/月(月払いは$12)です。Enterpriseは要問い合わせ(すべてのアドオンを含む)です。AIアドオンは、Growingが$16/月(月払いは$20)、Scalingが$40/月(月払いは$50)で、Enterpriseには含まれています。月間トークン数は、Growingが2,000万、Scalingが4,000万、Enterpriseが1億です。超過分は100万トークンあたり$1.2です。Public API & CMS MCPアドオンは$80/月(月払いは$100)です。14日間の無料トライアルがあります。オープンソースはGrowingで無料で、非営利団体と教育機関は50%割引になります。スタートアップは2年間50%割引になります。価格は2026年11月7日時点のものです。

向いている人:メンバー単位の料金が明確な公開ナレッジポータルを求めていて、AIはアドオンとして支払ってもよい小規模チーム。

8. Theneo

Theneoは、APIの仕様からAPIリファレンス、ユーザーガイド、変更履歴、開発者ポータルを作成します。公式サイトによると、2022年から独自のAIを使ってドキュメントを生成しています。REST、AsyncAPI、SOAP、GraphQL、gRPCに対応しています。

  • 強み:無料のStarterプランで、AI検索とAIを活用したドキュメント作成を試せます。
  • 強み:年払いと月払いの両方の価格が料金ページに明記されています。幅広いAPI形式に対応しています。
  • 強み:AI翻訳の対象言語として日本語を選択できます。顧客ごとに、認証付きのプライベートポータルを作成することもできます。
  • 注意点:Starterでは、読者向けのGPT検索結果は最大100件、TheneoAIのアシストは最大2,000回までという上限があります。カスタムCSSとAIアシスタントのプロンプト設定は、Growth($400/月、年払い)以上で利用できます。
  • 注意点:翻訳機能はワークスペースごとに有効化する必要があります。また、料金ページには、プランごとに提供される範囲が記載されていません。Theneo Agentはベータ版です。公式サイトは英語です。

料金:Starterは無料です(公開プロジェクト1件、非公開プロジェクト2件、チームメンバー20名、読者向けGPT検索結果最大100件、TheneoAIによるAPIドキュメント作成アシスト最大2,000回、APIエンドポイント最大2,000件)。Businessは$120/月/ワークスペース(年払い。月払いの場合は$150/月)で、プロジェクト7件、メンバー50名、searchAIとTheneoAIは無制限で、カスタムドメインを利用できます。Growthは$400/月/ワークスペース(年払い。月払いの場合は$450/月)で、カスタムCSS、AIアシスタントのプロンプト設定、開発者ポータル20件を利用できます。Enterpriseは要問い合わせです(セルフホスティング、SAML SSO、OAuth 2.0)。価格は2026年11月7日時点のものです。

向いている人:無料プランでAIドキュメントを試したいチームや、複数のAPI形式に対応する必要があるチームに向いています。日本語翻訳の設定は、利用前にTheneoに確認してください。

9. Scalar

Scalarは、1つのOpenAPIドキュメントからAPIリファレンス、SDK、ホスト型MCPサーバーを生成します。また、MarkdownとMDXのガイドを備えた開発者ポータルと、オープンソース(MIT)のAPIクライアントも提供しています。AI機能は、プランによって異なるAgent Scalarクレジットで動作します。

  • 強み:無料プランから始められます。有料プランは定額制で、エディター席が含まれており、価格も公開されています。
  • 強み:1つのOpenAPIドキュメントから、ドキュメント、SDK、MCPサーバーまで作成できます。
  • 強み:APIクライアントはオープンソース(MIT)で、デスクトップアプリも提供されています。クレジットの換算ルールと超過料金は、公式ドキュメントに公開されています。
  • 注意点:組み込みのUIロケールに日本語はありませんが、ラベルを上書きして独自の言語を追加できます。公式サイトは英語です。
  • 注意点:ホスト型MCPサーバー、カスタムドメイン、Git Sync、Markdown/MDXはPro以上で利用できます。含まれるSDKは1つのみで、追加のSDKには別途費用がかかります。FreeプランとトライアルではチャットとAPI MCPの利用が、クレジットの上限に達した時点で停止します。

料金:Freeは$0です(API 3件、エンドポイント25件までのSDK 1件、エディター席1名、Agent Scalarクレジット50件/月)。Proは$150/月(年払いの場合は$125/月、つまり$1,500/年)で、API 15件、エディター席5名、エンドポイント100件までのSDK 1件、500クレジット/月、ホスト型MCPサーバーを利用できます。Businessは$600/月(年払いの場合は$500/月、つまり$6,000/年)で、API 25件、エディター席10名、SSO、2,000クレジット/月を利用できます。Enterpriseは要問い合わせです。追加のSDKは、エンドポイント100件までが$150/月、101〜250件が$600/月です。有料プランのクレジット超過料金は$0.057/クレジットです。新しいチームは、Pro相当の機能を7日間試せます。トライアル後にDocsサイトを公開するには、有料プランが必要です。価格は2026年11月7日時点のものです。

向いている人:1つのOpenAPIドキュメントから、ドキュメント、SDK、MCPサーバーをまとめて作りたいチームで、組み込みの日本語ロケールがなくても問題ないところに向いています。

10. Bump.sh

Bump.shは、OpenAPI(2.0〜3.2)およびAsyncAPI(2.6まで)の定義から、APIドキュメントのポータルを公開します。リリースごとに互換性のない変更を検出し、変更履歴を自動で作成します。2026年3月には、ArazzoまたはFlowerのワークフローからMCPサーバーを構築するMCPプラットフォームが追加されました。

  • 強み:同じ仕様とリリースプロセスで、APIドキュメントとAIエージェント向けのMCPサーバーを管理できます。
  • 強み:価格は$50/月から公開されており、Proは14日間無料で試せます。料金ページによると、人によるサポートはすべてのプランで利用できます。
  • 強み:MCPサーバーの認証情報はサーバー側に保存され、LLMに渡されないように設計されています。
  • 注意点:日本語対応や多言語対応に関する情報は見つかりませんでした。公式FAQによると、GraphQL、gRPC、SOAPには対応していません。
  • 注意点:APIエクスプローラー、ブランチ管理、自動変更履歴はPro以上で利用できます。SSO、埋め込みモード、カスタムCSS/JavaScriptはCustomプランに限られます。

料金:Basicは$50/月です(APIドキュメント10件、MCPツール5件、社内ユーザー3名、外部ゲスト20名)。Proは$120/月です(APIドキュメント30件、MCPツール50件、社内ユーザー5名、ゲスト40名、ブランチ管理、APIエクスプローラー、自動変更履歴、プライベートMCPサーバー)。14日間の無料トライアル付きです。Customは要問い合わせです(SSO、埋め込みモード、オンプレミスのMCPランタイム、99.99%のSLA)。料金ページには課金サイクルが記載されていません。公式ヘルプによると、月払いと年払いに対応しており、支払いはクレジットカードのみです。オープンソースプロジェクトは、申請するとProを無料で利用できます。価格は2026年11月7日時点のものです。

向いている人:APIドキュメントとMCPサーバーを同じリリースプロセスで管理したいチームに向いています。日本語で運用する予定がある場合は、先にベンダーに問い合わせてください。

目的別のおすすめ

目的おすすめ理由
AIを含む無料プランから始めるFern, GitBookFernのDocs Freeプランには、Ask FernとFern Agentが含まれています。GitBookの無料プランには、MCPサーバーとllms.txtが含まれています。
購入前に有料プランを試すRedocly, MintlifyRedoclyは、カード登録不要の30日間無料トライアルを提供しています。Mintlifyは、新規アカウントにProを14日間無料で提供しています。
日本語での利用Redocly, Document360Redoclyの組み込みUI翻訳には日本語が含まれています。Document360の翻訳機能とAI検索ウィジェットは日本語に対応しています。
低価格で始める小規模チームBump.sh, ArchbeeBump.shのBasicは$50/月です。Archbee Growingは、年払いで$80/月から、チームメンバー5名まで利用できます。
大規模な企業利用とセキュリティRedocly, MintlifyRedoclyのScaleにはSSOが含まれています。Mintlify EnterpriseではSSO、SCIM、RBAC、セルフホスティングが挙げられています。
1つのAPI定義からドキュメントとSDKを作成Fern, ScalarどちらもOpenAPIなどのAPI定義から、ドキュメントとSDKを生成します。
AIエージェント向けのMCPサーバーBump.sh, ScalarBump.shはArazzoまたはFlowerのワークフローからMCPサーバーを構築します。Scalarは、OpenAPIからホスト型MCPサーバーを生成します。
ヘルプセンターとAPIドキュメントの両方Document360外部向けヘルプセンター、社内ナレッジベース、APIドキュメントを1つのプラットフォームで扱えます。

多くのツールでは日本語対応が一部にとどまるため、トライアル中に実際の利用シーンでテストしてください。最新の価格と機能は公式サイトでご確認ください。

失敗しない選び方のポイント

まずは料金体系を確認する

ツールごとに料金の計算方法が異なるため、同じチームでもコストが大きく変わることがあります。RedoclyとScalarは閲覧者ごとの課金がない定額プランを採用していますが、Archbeeは編集するチームメンバーに対して課金します。GitBookはサイトごとの料金に加えて、共同編集ユーザーごとの料金がかかります。Document360は見積もり制のみのため、問い合わせるまで費用はわかりません。

AI機能の課金方法も確認しましょう。MintlifyとScalarはクレジット制を採用しています。GitBookはAIクレジットをパック単位で販売しています。Archbeeは月ごとのトークン量が含まれるAIのアドオンを提供しています。RedoclyのAI機能はベータ期間中は課金されませんが、今後は従量課金が予定されています。

無料プランや無料トライアルで何が使えるかを確認する

Mintlify、GitBook、ReadMe、Fern、Scalar、Theneoには無料プランがありますが、制限はそれぞれ異なります。MintlifyのStarterには、閲覧者向けのAIアシスタントは含まれていません。Fernの無料プランでは、月に250 AIクレジットまで利用できます。TheneoのStarterでは、閲覧者によるGPT検索結果が100件までに制限されています。

Redocly、Archbee、Bump.shは、無料プランではなく無料トライアルを提供しています。Redoclyのトライアルは30日間、Archbeeのトライアルは14日間です。Bump.shでは、14日間Proを無料で試せます。Scalarの7日間トライアルの後にDocsサイトを公開するには、有料プランが必要です。

日本語対応を早めに確認する

多くのツールで日本語対応は一部対応にとどまり、プランによっても異なります。ReadMeのAI TranslationsはEnterprise限定で、Fernの多言語化機能もEnterprise限定です。Redoclyはすべてのプランで多言語化機能を含みますが、本文の翻訳は自分で用意する必要があります。ArchbeeはScaling以上で多言語化の日本語に対応しています。

Scalarには標準搭載のロケールに日本語がなく、Bump.shは日本語対応を明記していません。公式サイトはほとんどが英語のみです。日本語の読者が主な対象であれば、導入前に実際の質問でAIアシスタントを試してみてください。

チームの規模とガバナンスの必要性に合わせて選ぶ

小規模なチームは、公開されている価格から検討できます。たとえばBump.shは$50/月、Archbeeは年払いで$80/月〜です。大規模な組織では、SSO、SCIM、監査ログ、セルフホストが必要になることが多いです。これらは通常Enterprise以上のプランに含まれます。たとえばRedoclyではScale以上、ScalarではBusinessが該当します。必要な機能ごとに、各ツールのプラン表を確認してください。

対応環境と既存のワークフローを確認する

コンテンツをどこに置いているか、チームがどのツールを使っているかを検討しましょう。MintlifyはコンテンツをMarkdownとMDXの形式でGitに保存します。FernとScalarはAPI定義からSDKを生成でき、Bump.shは変更履歴とMCPサーバーに重点を置いています。Document360は、ヘルプセンターや社内ナレッジベースも必要なチームに向いています。決定する前に、Gitプロバイダーへの対応、Slack、CLI、MCPの利用可否を確認してください。最新の料金と機能については、公式サイトで確認してください。

よくある質問

Q. 無料プランがあるツールはどれですか?

Mintlify(Starter、$0/月)、GitBook(Free、$0)、ReadMe(Starter、$0/月)、Fern(Docs Free、$0/月)、Theneo(Starter、無料)、Scalar(Free、$0)には無料プランがあります。RedoclyとArchbeeには無料プランはありませんが、30日間と14日間のトライアルがあります。Document360は、料金ページに無料プランや無料トライアルの記載がありません。

Q. 有料プランの公開されている開始価格が最も低いツールはどれですか?

公開されている有料プランの価格では、Bump.shのBasicが$50/月、GitBookのEssentialが年払いで$65/サイト/月です。ArchbeeのGrowingは年払いで$80/月です。機能や上限はプランごとに異なるため、プランの詳細も比較してください。

Q. 日本語に対応しているツールはどれですか?

大半は一部対応です。Redoclyは標準のUI翻訳に日本語を含みます。Document360は翻訳とAI検索ウィジェットで日本語に対応しています。GitBook、Theneo、Mintlifyは、翻訳または言語オプションとして日本語を提供しています。Scalarは標準搭載のロケールに日本語がなく、Bump.shは明記していません。

Q. AI機能は料金に含まれていますか?

ツールによって異なります。RedoclyのAI機能はベータ期間中は課金されません。ArchbeeはAIをアドオンとして販売しており、Growingは年払いで$16/月、Scalingは年払いで$40/月です。Mintlify Proには月10,000クレジットが含まれ、超過分は$0.01/クレジットです。ReadMeの全機能を備えたAsk AIは、$150/月のアドオンです。

Q. 大規模な組織に向いているツールはどれですか?

Mintlify Enterpriseは、SSO、SCIM、RBAC、セルフホストに対応しています。RedoclyのScaleにはSSOが含まれ、ScalarのBusinessにもSSOが含まれます。Document360は見積もり制で、SOC 2 Type II、ISO 27001、GDPRへの準拠を挙げています。要件は各ベンダーに確認してください。

まとめ

これら10のプラットフォームは、料金体系、無料プランの範囲、日本語対応の点で最も差があります。FernやGitBookのように、AI機能を含む無料プランを提供しているものもあります。RedoclyやArchbeeのように、トライアル後に有料プランが必要なものもあります。

日本語対応は大半のツールで一部対応にとどまり、公式サイトもほとんどが英語です。トライアル期間中に実際の利用シーンで試し、最新の料金と機能は公式サイトで確認してください。

  • 無料でAIを試したい → Fern(Docs FreeにAsk FernとFern Agentが含まれます)
  • 閲覧者ごとの課金がない定額料金がほしい → Redocly(編集者、閲覧者、ページ数が無制限)
  • ヘルプセンターとAPIドキュメントをまとめて用意したい → Document360(1つのプラットフォームで、見積もり制の料金)

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この記事の執筆・検証

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AIpedia編集部

AIpedia編集部は、AIツールの調査・比較・検証を専門とするチームです。紹介するツールは実際にアカウントを作成して操作し、料金体系・主要機能・使用感を確認した上で執筆しています。記事は定期的に見直し、情報の更新に努めています。