比較| AIpedia編集部

AI法律事務所向け業務管理ツール(リーガル・プラクティス・マネジメント)完全比較2026|MyCase・Smokeball・CosmoLex・Filevineなど10ツールの料金・無料プラン・選び方

AI法律事務所向け業務管理ツール(リーガル・プラクティス・マネジメント)の主要10ツール(MyCase・Smokeball・CosmoLex・Filevineなど)を、料金・無料プランの有無・日本語対応・対応環境・長所と短所で比較しました。目的別のおすすめ、失敗しない選び方、よくある質問もまとめています(各社の公式サイトを2026年11月に確認)。

AI法律事務所向けpractice managementソフトの選定は、見た目以上に難しいものです。現在はほとんどのベンダーがAIを打ち出していますが、AIが含まれるプランは製品によって異なります。料金を公開している製品もあれば、営業への問い合わせが必要な製品もあります。無料プランは10日間の無料トライアルから、AI専用の無料プランまでさまざまです。また、ここで取り上げるツールはいずれも主に英語圏の市場向けに作られています。

この記事では、MyCase、Smokeball、CosmoLex、Filevine、Rocket Matter、Actionstep、LEAP、Centerbase、CARET Legal、Litifyを比較します。各ツールについて、料金、無料プランまたは無料トライアル、日本語対応、対応環境、強み、注意点を取り上げます。AI機能がプラン構成のどこに位置するかも示します。これは実際のコストに影響することが多いためです。

ツールごとのセクションの後に、目的別のおすすめと、失敗しない選び方のポイントを紹介します。比較にあたっては、各ベンダーの公式サイトを使用し、2026年11月時点で確認しました。機能や料金は変更されることがあるため、決める前に公式サイトで最新の料金と機能を確認してください。

AI法律事務所向け業務管理ツール(リーガル・プラクティス・マネジメント)とは?できることと選ぶ前に知っておきたいこと

AI法律事務所向けpractice managementソフトは、法律事務所の日常業務を1つのシステムにまとめたものです。案件、連絡先、カレンダー、時間管理、請求、信託口座の管理などが含まれます。そのうえで、この データにAI機能を追加します。AIは通常、案件の書類、メール、請求記録を対象に動作するため、情報を別のツールにコピーする必要はありません。

この比較に含まれるツールに基づくと、主な用途は次のとおりです。

  • 書類や案件の要約。CosmoLexのAI書類要約や、LEAPのMatter Summaryなどが該当します。
  • 案件データに関する自然言語での質問への回答。FilevineのAsk LOISなどが該当します。
  • 案件の文脈をもとにした書類やメールの下書き作成。WordやOutlook内での作成も含みます。
  • 請求可能な時間の自動記録。SmokeballのAutoTimeや、CenterbaseのAutomated Time Captureなどが該当します。
  • 事務所の財務分析。売掛金や案件ごとの採算性について質問できる機能などが該当します。
  • 受付業務の支援。受付フォームの作成や、電話内容の情報整理などが該当します。

選ぶ前に、無料で使える範囲を確認してください。MyCaseとCosmoLexは、クレジットカード不要の10日間無料トライアルを提供しています。Filevineは、AI向けの無料プランであるLOIS Exploreを提供していますが、Filevineの案件管理機能は含まれません。その他のツールについては、トライアルがあることや、デモを依頼する必要があることのみが記載されています。

また、プラン構成のどこにAIが含まれるかも確認してください。MyCaseでは、Case AssistantとDiscovery Assistantの利用にAdvancedプランが必要です。CosmoLexでは、AIはCoreから利用できます。Smokeballのarchieはアドオンです。料金の体系もさまざまです。ユーザーごとの公開価格、年払いのみの価格、実装費用を含む見積もり制などがあります。対応環境も異なり、SmokeballとLEALのデスクトップアプリはWindows向けです。

事務所の規模や地域も重要です。小規模から中規模の事務所を対象とするツールもあれば、Actionstep、Centerbase、Litifyは、より大規模または複雑な業務を想定しています。10製品のいずれにも、日本語UIや日本語サポートが確認できたものはないため、英語での利用を前提に計画してください。

主要10ツールの比較表(料金・日本語対応・対応環境)

ツール主な料金プラン日本語対応対応環境
MyCase無料トライアル10日 / MyCase Basic $50/ユーザー/月未確認Web、iOS、Android、Desktop Drive(PC/Mac、Advanced)ほか
Smokeball米国:要問い合わせ / オーストラリア:Bill A$59/ユーザー/月〜(GST別)記載なしWindows(デスクトップアプリ、GrowおよびProsper+)、Web(BillおよびBoost)、iOS、Androidほか
CosmoLex無料トライアル10日 / Launch $49、Core $99、Pro $129 / ユーザー/月(年払い)未確認Web、iOS、Android
Filevine要問い合わせ未確認Web(Chromium系ブラウザ推奨)、Microsoft Word(LOIS for Word)、Microsoft Outlook(LOIS for Outlook)、API(Integrations & APIs、DataBridge)
Rocket Matter無料トライアルあり / Essentials $59/ユーザー/月 / Pro $95/ユーザー/月 / Premier $115/ユーザー/月記載なしWeb、iOS、Android
Actionstep要問い合わせ記載なしWeb、iOS、Android、Microsoft Office連携
LEAP要問い合わせ記載なしWindows(デスクトップアプリ)、Web(Google Chrome)、iOS、Android
Centerbase要問い合わせ記載なしWeb、モバイルアプリ(対応OSは公式ページに記載なし)、Microsoft 365連携(Outlook、Word、SharePoint)
CARET Legal無料トライアルあり / Enterprise $79/ユーザー/月 / Enterprise Plus $99/ユーザー/月記載なしWeb、iOS、Android
Litify要問い合わせ記載なしWeb(Salesforceプラットフォーム)、Chrome拡張機能、モバイル対応Webアプリ(Litify ACE)

AIpediaでは、これらのツールはまだ個別のページがAIpediaに存在しないため、評価していません。料金やプランは変更されることがあるため、2026年11月に各ベンダーの公式サイトで確認しました。登録する前に、公式サイトで最新の情報を確認してください。

10ツールの特徴・料金・向いている人

1. MyCase

MyCaseは、米国の小規模から中規模の法律事務所向けのpractice managementツールです。案件管理と連絡先管理、カレンダー、タスク、時間と経費の記録、請求書発行、信託口座の元帳、クライアントポータルを1つのシステムにまとめています。AI機能は「8am IQ」という名称で提供されています。公式サイトによると、運営会社は8am, LLCです。

  • 強み:料金ページには、3つのプランの月払いと年払いの価格がUSDで掲載されています。10日間の無料トライアルはクレジットカードが不要です。
  • 強み:AIはプランに組み込まれています。Pro以上にはWriting AssistantとDocument Assistantが含まれます。AdvancedではさらにCase AssistantとDiscovery Assistantが追加され、後者はOCRを使って、スキャンした資料を検索可能にします(ユーザーあたり月5,000ページ)。
  • 強み:すべての有料プランには、Claude向けの公式MCPコネクタ(読み取り専用)が含まれます。公式FAQによると、顧客データはOpenAIのモデルの学習には使用されません。
  • 注意点:Basicプランには、8am IQ、ワークフロー自動化、モバイルアプリが含まれません。Case AssistantとDiscovery AssistantにはAdvancedが必要で、追加のOCRページは別途課金されます。また、MCPコネクタを利用するには、別途Claude TeamまたはEnterpriseプランが必要です。
  • 注意点:サイトとヘルプセンターは英語のみです。機能は、IOLTA信託口座やUSCISへの支払いなど、米国のシステムを中心としています。公式ページには、日本語UIや、日本の会計・支払いへの対応についての記載はありません。

MyCaseはWeb、iOS、Androidで動作します。AdvancedではDesktop Drive(PC/Mac)とOpen APIが追加されます。Pro以上では、ワークフロー自動化、電子署名、受付フォーム、双方向SMS、Google、Outlook、Zapier、QuickBooksなどの70以上の連携機能が利用できます。

料金:ユーザーごとの月額、USD建て。2026年11月7日時点の公式料金ページに基づきます。Basicは年払い$50、月払い$60です。Proは年払い$100、月払い$120です。Advancedは年払い$130、月払い$150です。年払いにすると最大16%割引になります。10日間の無料トライアルではすべての機能を利用でき、クレジットカードは不要です。アドオンは、MyCase Accountingが$39/ユーザー/月(ProおよびAdvanced)、LawPay Paymentsが$0/月(決済手数料は別途必要)、Discovery Assistantの追加5,000ページが$30(事務所全体で利用、契約期間の終了時に失効)です。

向いている人:公開価格を確認したい、クレジットカードなしで試したい、1つのプラン体系でAIを使いたい、米国の中小規模の法律事務所。日本語のインターフェースが必要な事務所は、他のツールを検討するか、ベンダーに直接確認してください。

2. Smokeball

Smokeballは、中小規模の法律事務所向けの事務所管理ツールです。案件、連絡先、カレンダー、タスク、自動化されたフォームとテンプレート、メール管理、時間管理、請求、信託会計、分析レポートを扱えます。米国、オーストラリア、英国向けにそれぞれ専用サイトがあります。公式サイトによると、世界中で34,000人を超える法律専門家が利用しています。

  • 強み:AIアシスタントのArchieは、案件内の書類、メール、予定を利用します。要約、下書き、レビューを行い、出典を示して質問に答えるため、ファイルを再アップロードする必要がありません。
  • 強み:Microsoft WordとOutlook内で動作し、メールの要約、返信の下書き、文書の作成と編集を行えます。AutoTimeが作業時間を自動で記録するため、請求漏れの軽減に役立つ可能性があります。
  • 強み:Playbooksは、事務所のルールに照らして文書を確認します。公式ページによると、Archieはゼロデータ保持契約の下で運用されており、SmokeballはISO 27001:2022認証を取得しています。
  • 注意点:米国ではどのプランも料金が公開されていないため、見積もりが必要です。Archieはアドオンで、掲載されているのは英国の料金のみです。
  • 注意点:デスクトップアプリはWindows 11(64ビット)向けで、Macには対応していません。サイトは英語のみで、日本語対応や日本での提供状況は確認できませんでした。

対応環境は、Windowsデスクトップアプリ(GrowおよびProsper+)、Web(BillおよびBoost)、iOS、Android、そしてWordとOutlookとの連携です。AutoTimeはProsper+に含まれ、Growではアドオンとして利用できます。

料金:2026年11月7日時点、米国の料金ページではBill、Boost、Grow、Prosper+の4つのプランすべてに「Get pricing」と表示されています。価格はユーザー数と契約期間によって異なります。オーストラリア版では、Billが月額A$59〜、Boostが月額A$129〜、Growが月額A$249〜です(いずれもユーザーごと、GST別)。Prosper+は要問い合わせで、無料トライアルはBoostのみが対象です。英国版では、Prosper+が月額£89〜です(FAQによるとユーザーごと)。Archie AIは英国でのみ月額£29〜のアドオンとして提供されており、米国とオーストラリアの価格は掲載されていません。

向いている人:米国、オーストラリア、英国のWindows環境の事務所で、主にWordとOutlookを使い、案件の文脈に結びついたAIを使いたい場合。最新の料金と機能は公式サイトで確認してください。

3. CosmoLex

CosmoLexは、法律事務所向けのクラウド型事務所管理ツールです。案件管理、時間と経費の記録、請求、信託会計を一体化しています。最上位のProプランでは、総勘定元帳や買掛金などの一般会計にも対応します。公式サイトによると、ProfitSolvグループの製品で、米国サイトとカナダサイトがあります。

  • 強み:料金ページには3つのプランの年払いと月払いの価格が掲載されています。10日間の無料トライアルはクレジットカードが不要で、銀行フィードの接続を除けば、有料版と同じ機能を試せます。
  • 強み:AI Document Summaries、AI Filters、AI Intake Form Builderは、中位のCoreプラン以上で利用できます。AI Filtersは「先月の未請求時間」のような言葉で、案件や請求のデータを絞り込めます。
  • 強み:Proでは総勘定元帳と買掛金を扱えるため、信託会計と一般会計を1つのシステムで管理できます。公式FAQによると、事務所のデータはAIモデルの学習に使用されません。
  • 注意点:最も安いLaunchプランにはAI機能がありません。AI文書検索(2026年秋)とAI銀行照合(2027年初頭)は今後提供予定とされており、現時点では利用できません。
  • 注意点:CRMとWebsitesは別料金のアドオンです。サイトは英語のみで、日本語のインターフェースや、日本の会計・決済への対応についての記載はありません。

CosmoLexはWeb、iOS、Androidで動作します。信託会計とコンプライアンスレポートはすべてのプランに含まれます。LEDESと按分請求はCoreから利用できます。公式ページには、SOC 2 Type 2とPCI DSSへの準拠が記載されています。

料金:ユーザーごとの月額、USD建て、2026年11月7日時点。Launchは年払い$49、月払い$59です。Coreは年払い$99、月払い$109です。Proは年払い$129、月払い$139です。年払いにすると、ユーザーごとに年間$120の割引が適用されます。10日間の無料トライアルはクレジットカードが不要ですが、CRMとLexShare/LexSignは含まれません。アドオンは、CRMが年払い$147/月(最大3ユーザー)または月払い$177/月、Websitesが年払い$149/月または月払い$159/月です。CosmoLex Pay、Google Ads管理、LexShare/LexSignの価格は掲載されていません。

向いている人:公開価格を確認したい、無料トライアルで試したい、信託会計と一般会計を1つのシステムで管理したい、Coreからの基本的なAIも使いたい、米国またはカナダの小規模な法律事務所。

4. Filevine

Filevineは、法律事務所、政府機関、企業の法務部門向けの案件管理プラットフォームです。案件管理、文書管理、フォーム作成、請求を中心に据えています。受付(Lead Docket)、証言録取(depositions)、電子署名(Vinesign)はパッケージとして追加されます。AIの基盤はLOIS(Legal Operating Intelligence System)です。

  • 強み:LOISはWord、Outlook、会議、案件管理に組み込まれています。Ask LOISは案件の文脈に基づいて質問に答え、AI Draftingは案件情報を使って文書を作成します。
  • 強み:訴訟や人身傷害の案件向けのAIを提供しており、証言録取中のリアルタイム支援を行うDepo Copilotや、診療記録の時系列を作成するMedChronなどがあります。
  • 強み:無料プランのLOIS Exploreは、クレジットカードが不要です。文書をアップロードして質問したり、引用付きで下書きを作成したり、法務リサーチを行ったりできます。パッケージは組み合わせて利用できるため、必要な機能だけを導入できます。
  • 注意点:料金は公開されておらず、パッケージごとに見積もりが必要です。LOIS Exploreではフル機能のFilevine案件管理は利用できないため、AIを試すための手段であり、システム全体を試すものではありません。
  • 注意点:公式のセキュリティFAQによると、専用のモバイルアプリはありません。スマートフォンではChromium系ブラウザを使用します。サイトは英語のみで、ログインは米国版とカナダ版にまたがっており、日本語対応は確認できません。

対応環境は、Web(Chromium系ブラウザを推奨)、Microsoft Word、Microsoft Outlook、およびDataBridgeを含むAPIです。Mattersパッケージでは、案件、タスク、期限、文書管理、時間管理、請求、オンライン決済を扱えます。

料金:要問い合わせ. 2026年11月7日時点で、公式の料金ページには "All packages are custom built" と記載されています。Matters、Intake、Depositions、Signaturesの各パッケージを組み合わせた個別見積もりです。LOIS ExploreはLOISの無料プランです。料金ページでは "free tier of LOIS" と "free trial of LOIS Explore" の両方が使われていますが、期間は記載されていません。クレジットカードは不要です。

向いている人:訴訟および人身傷害の法律事務所と、起草、証言録取、医療記録の各場面でAIを使いたい法務部門。料金を固定で公開してほしい事務所にとっては、見積もりの手続きが制約になる可能性があります。

5. Rocket Matter

Rocket Matterは、公式サイトによると2008年から法律事務所に利用されているクラウド型の案件管理ツールです。時間の記録、請求、オンライン決済、信託会計が中心です。案件管理、タスクとカレンダー、書類作成、クライアントポータル、レポートも提供しています。フッターには、CosmoLexと同じProfitSolvグループに属していると記載されています。

  • 強み:料金ページには4つのプランと追加オプションが掲載されています。全プランに、クレジットカード不要の無料トライアルがあります。サポートと無料のデータ移行も含まれています。
  • 強み:請求機能が充実しています。自動補充型のリテイナー、一括請求、LEDESと分割請求、費用の配分などに対応しています。案件単位の信託口座とコンプライアンスレポートも含まれています。
  • 強み:Eliteプランには会計機能が内蔵されており、請求、信託、会計を1つのシステムで管理できます。SOC 2 Type 2に準拠しています。
  • 注意点:唯一のAI機能は、OpenAIのAPIを使ったChatGPT連携です。2026年11月7日時点で、製品ページと料金ページにはAIの記載がなく、ナレッジベースの記事は2023年5月9日に最終更新されています。導入前に利用可否を確認してください。
  • 注意点:掲載価格は年払いのみです。カードおよびeCheck/ACHでの支払いは米国のみです。CRMアドオンはProとPremierに限られ、$399の設定料金と3名以上のユーザーが必要です。日本語対応は記載されていません。

対応環境はWeb、iOS、Androidです。連携先にはOutlook/Office 365、Google Calendar、Dropbox、Box、OneDrive、NetDocs、Zapier、QuickBooks Onlineがあります。QuickBooks Onlineとの連携は、内蔵の会計機能と併用できません。

料金:2026年11月7日時点、ユーザー単位の年払い価格です。Essentialsは$59/ユーザー/月、Proは$95/ユーザー/月、Premierは$115/ユーザー/月、Eliteは$145/ユーザー/月です。月払いの価格は記載されていません。全プランで無料トライアルを利用できます(クレジットカード不要、期間は記載なし)。追加オプションは次のとおりです。CRM Coreは$39/ユーザー/月(年払い)または$49/ユーザー/月(月払い)です。CRM Enterpriseは$147/月(年払い、最大3名、追加1ユーザーにつき$49)または$177/月(月払い、追加1ユーザーにつき$59)です。CRMの設定料金は$399です。Websiteは +$149/月(年払い)で、設定料金は$599です。電子署名の超過料金は、1エンベロープあたり$2です。

向いている人:請求、支払い、信託会計を最優先とし、AIを二次的なニーズと考える米国の事務所。

6. Actionstep

Actionstepは、中規模の法律事務所向けのクラウド型案件管理プラットフォームです。案件管理、受付、書類管理、CRM、ワークフローの自動化、請求、信託会計を、1つのデータ基盤にまとめています。料金ページは地域別に構成されており、米国、英国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダがあります。AI機能はActionstep Intelligenceと呼ばれています。

  • 強み:AIによる時間と収益の記録機能は、Actionstep、Outlook、Wordでの作業を追跡し、時間を案件に割り当て、請求の説明文を下書きします。請求漏れの回収に役立つ可能性があります。
  • 強み:AIによるビジネスインテリジェンスでは、案件の収益性、請求の傾向、実現率、チームのパフォーマンスについて、自然言語で質問できます。回答には情報源も示されます。
  • 強み:AI機能はすべてオプトイン方式です。管理者が利用範囲を設定し、実行内容を監査できます。事務所のデータはAIモデルの学習に使われません。公式サイトによると、SOC 2 Type 2の監査を完了しています。
  • 注意点:料金は公開されていません。ユーザー単位の料金に加えて導入費用がかかりますが、金額は掲載されていません。無料トライアルの記載はないため、デモを依頼して問い合わせる必要があります。
  • 注意点:Legal Accountingは北米でのみ提供されています。AIによるワークフローの自動化は、2026年11月7日時点で "近日公開" です。日本は対応地域に含まれておらず、日本語UIについての記載もありません。

対応環境はWeb、iOS、Android、Microsoft Officeとの連携です。アドオンには、案件データから書類を作成するBuilderと、クライアント情報を収集して案件に紐付けるCaptureがあります。AI受付ツールLexideskとの連携も紹介されています。

料金:要問い合わせ. 2026年11月7日時点で、Practice Management、Legal Accounting、BuilderやCaptureなどのアドオンは、いずれもユーザー単位の料金と導入費用で価格が決まり、金額は掲載されていません。地域を選んでデモを依頼すると、見積もりを取得できます。無料トライアルの記載はありません。

向いている人:米国、英国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダの中規模の事務所で、請求、会計、案件データを基盤としたAIを求めており、見積もりと導入の手続きに対応できるところ。

7. LEAP

LEAPは、小規模から中規模の法律事務所向けの案件管理ソフトウェアです。案件管理、自動入力される書式とテンプレートのライブラリ、書類管理、法務会計、請求、オンライン決済を組み合わせており、Microsoft 365と連携します。米国、オーストラリア、英国、アイルランド、ニュージーランド、カナダ向けに、地域別のサイトがあります。

  • 強み:公式FAQによると、Matter AI、Generator、LawY連携などのAIツールは、追加料金なしでサブスクリプションに含まれています。
  • 強み:Matter Summaryは、情報源となる文書へのインライン参照を表示します。LawYは法律の質問に答え、お住まいの州で実務に携わる弁護士による任意の検証を提供しています。
  • 強み:AutoTimeはバックグラウンドで時間を記録し、請求と連携します。書式ライブラリ、無制限の文書保存、AskLEAPサポートアシスタントが日常業務を支援します。LEAPはAWS上でホストされ、SOC 2 Type 2の認証を取得しています。
  • 注意点:料金は公開されておらず、データ移行と初期トレーニングのための一時的な導入費用がかかる場合があります。一部のサードパーティ製連携は、別途契約が必要です。
  • 注意点:公式のオーストラリア向けシステム要件によると、デスクトップアプリはWindows用で、macOSでは動作しません。ブラウザ版はGoogle Chromeで使用します。サイトは英語のみで、日本語UIについての記載はありません。

対応環境は、Windowsデスクトップアプリ、Web(Google Chrome)、iOS、Androidです。Generatorは、過去の書簡やフォームを再利用する方法、AIが識別したテンプレートを選ぶ方法、LawYで生成する方法の3つの方法で文書を作成します。AIプロンプトテンプレートライブラリでは、Discovery Requests、遺言書、信託契約書などの下書きを作成できます。

料金:要問い合わせ。2026年11月7日時点で、米国の料金ページは「request pricing」という形式を採用しており、見積もりは事務所のニーズに基づきます。一時的な導入費用がかかる場合があります。公式FAQによると、LawY連携を含むAIツールは、追加費用なしでサブスクリプションに含まれています。金額は掲載されていません。

向いている人:対応している6つの地域で、WindowsとMicrosoft 365を使用し、AIをサブスクリプションに含めたい中小規模の事務所。Macを使用している事務所は、まずアプリの対応状況を確認してください。

8. Centerbase

Centerbaseは、米国の中規模法律事務所向けの業務管理プラットフォームです。料金ページでは、小規模事務所向けのソフトウェアでは機能が不足し、大規模な企業向けシステムは必要以上に重いと感じている事務所向けと説明されています。案件管理、請求・会計、文書管理、カレンダー、収益性レポート、クライアントポータル、受付機能を組み合わせています。Microsoft 365と連携します。

  • 強み:Centerbase IQは、請求、回収、WIP、売掛金に関する自然言語の質問に対して、グラフ、表、説明付きで回答します。回答は元のレコードを引用するため、数値をたどって確認できます。
  • 強み:時間記録には3つのレベルがあります。基本的な入力、Automated Time Capture、そして請求の文章を下書きするBillables AI連携です。データ移行、セットアップ、トレーニングはすべてのサブスクリプションに含まれています。
  • 強み:Centerbase IQはテナントごとに分離されたデータベースで動作し、事務所のデータはAIモデルの学習に使用されず、クエリは監査できます。Outlook、Word、SharePointとの連携は深く統合されています。
  • 注意点:料金は公開されておらず、見積もりが必要です。FAQによると、導入には通常12週間から14週間かかります。料金ページには、Centerbase IQが価格に含まれているかどうかは記載されていません。
  • 注意点:サイトは英語のみです。製品は米国の中規模事務所向けと説明されており、日本語UIや日本での提供については言及されていません。

対応環境は、Web、モバイルアプリ(対応OSは公式ページに記載なし)、Microsoft 365連携です。モバイルアプリでは、時間記録、請求と案件の確認、個人の番号を明かさずにクライアントへの通話やテキストメッセージの送信ができます。会話の録音はプレミアム機能です。

料金:要問い合わせ。2026年11月7日時点で、金額は掲載されていません。見積もりはRequest a Demoから依頼でき、ライセンス、導入、オプションの費用は見積もりに項目ごとに示されます。導入サポートはすべてのサブスクリプションに含まれています。Centerbase Payments(Stripe)にはプラットフォーム料金はなく、取引ごとの手数料のみです。

向いている人:収益性、WIP、売掛金を、追跡可能なAIの回答で分析したく、数か月に及ぶ導入を計画できる米国の中規模事務所。

9. CARET Legal

CARET Legalは、米国の小規模・中規模法律事務所向けの業務管理ツールです。内蔵のメール、文書管理、カレンダー、タスク、連絡先、請求、会計、レポート、クライアントポータル、LEDES請求、統合決済を組み合わせています。Zola Suiteのウェブサイトは現在caretlegal.comにリダイレクトされます。公式サイトによると、6,500を超える事務所がCARETを利用しています。

  • 強み:料金ページには、3つのプランの年払い価格が掲載されています。すべてのプランに24時間の電話サポートとトレーニングが含まれています。
  • 強み:メール、文書、会計が1つのシステムにまとまっており、別々のツール間を行き来する手間を減らせます。iOSとAndroidのネイティブアプリが利用できます。
  • 強み:CARET AIは2026年夏のローンチで発表されました。請求可能時間のためのCARET Capture、優先順位のためのCARET Command、裁判所の期限のためのCARET Court Rulesが含まれています。
  • 注意点:AIによる文書要約はEnterprise Plus($99/ユーザー/月、年払い)から利用でき、最も安価なEnterpriseプランには含まれていません。一度限りの導入費用がかかり、金額は公表されていません。
  • 注意点:AIの仕組みや使用モデルについて、公式の説明はほとんどありません。サイトには「Built for firms in the U.S.」と記載されており、英語のみで、日本語UIへの言及はありません。

対応環境は、Web、iOS、Androidです。Enterprise Plus以上では、ワークフローの自動化、カスタム権限、部門別会計、ネイティブの文書編集、案件関連文書の無制限保存が追加されます。CARET Payは、保存済みのカードまたはACH口座による定期的な顧問料の支払いに対応しています。

料金:2026年11月7日時点で、ユーザーごとの月額、年払い。Enterpriseは$79、Enterprise Plusは$99(AIによる文書要約を含む)、Enterprise Insightsは$119です。一度限りの導入費用が加算され、金額は掲載されていません。月払いの価格は記載されていません。無料トライアルを依頼できますが、期間は記載されていません。Premium Supportはオプションで、価格は掲載されていません。利用には最低25ユーザーと最低契約期間が必要です。

向いている人:メール、文書、会計を1つのシステムにまとめ、電話サポートを受けたく、導入費用を受け入れられる米国の小規模・中規模事務所。

10. Litify

Litifyは、法律事務所および企業の法務部門向けの業務管理プラットフォームで、Salesforceプラットフォーム上に構築されています。受付、案件管理、文書管理、時間記録と請求(eBilling)、経費管理、レポートと分析を1つのシステムに統合しています。AIはプラットフォームに組み込まれたLitify AIと、案件全体にわたって質問に答え、エージェントを使って複数の手順からなるタスクを実行するLitify ACE 2.0を中心としています。

  • 強み:ACEのエージェントは案件データに直接接続するため、損害賠償請求書の下書き、質問書への回答案の作成、証言録取の準備と確認といったタスクを自動化できます。その他の例として、クライアントの感情スコア、案件の要約、受付の受理判断に対応するエージェントもあります。
  • 強み:受付支援に重点を置いています。LitifyAI Call Intelligenceは、RingCentral、Dialpad、Zoomなど20以上のVoIPプロバイダーからの通話と留守番電話を文字起こしします。その後、質問票の事前入力、見込み客のスコア予測、要約、フォローアップのタスクをLitifyに保存します。
  • 強み:Salesforce上に構築されているため、Salesforceマーケットプレイスやパートナー製品を利用できます。公式サイトでは、データは保持されず、モデルの学習にも使用されないと述べられており、HIPAA、GDPR、SOC IIの基準に合わせて設定できるとされています。
  • 注意点:料金は公開されていません。公式サイトの/pricingページは(2026年11月7日時点で)デモ依頼ページにリダイレクトされ、サイトではLitifyはエンタープライズ向けと位置づけられており、セルフサービスのプランや無料トライアルはありません。Call Intelligenceは、Docrio文書管理が必要なオプションで、価格は掲載されていません。
  • 注意点:サイトは英語のみで、日本語UIへの言及はありません。Call Intelligenceは、通話の参加者が同じ言語を話す場合に多言語の文字起こしに対応しますが、対応言語の一覧は示されておらず、要約と記録は英語で出力されます。

料金:要問い合わせ。公式サイトの /pricingはデモ申し込みページ(Request a Free Demo)にリダイレクトされ、料金は掲載されていません。LitifyAI Call IntelligenceはDocrioの文書管理が必要なネイティブのアドオンで、その価格も掲載されていません。最新の料金と機能は公式サイトで確認してください。

向いている人:案件データと連携したエージェント型AIを求めており、デモを経て見積もりベースで購入することに抵抗がない法律事務所や企業の法務部門。専用のソリューションがある人身傷害、保険会社側の弁護、移民法の業務、特に電話による受付件数が多い事務所に適している可能性があります。公開された価格、無料トライアル、日本語対応のいずれかが必要な事務所は、選ぶ前に提供状況を確認してください。

目的別のおすすめ

目的おすすめ理由
無料トライアルと公開価格から始めたいMyCase, CosmoLexどちらもユーザーごとの月額料金(USD)を掲載しており、クレジットカード不要の10日間の無料トライアルを提供しています。
本格導入の前にAIを試したいFilevine無料のLOIS Exploreプランはクレジットカード不要ですが、Filevineの案件管理は含まれません。
AIをサブスクリプションに含めたい小規模事務所LEAP公式FAQによると、Matter AIやGeneratorなどのAIツールは追加費用なしで含まれています。
信託口座と一般会計を1つのシステムで管理したいCosmoLex, Rocket MatterCosmoLex ProとRocket Matter Eliteはどちらも一般的な業務会計を含みます。
財務分析を重視する中規模事務所Centerbase, ActionstepCenterbase IQとActionstepのAIビジネスインテリジェンスは、事務所のデータに関する質問に自然言語で答えます。
WordとOutlookを多用する業務Smokeball, CenterbaseSmokeballのArchieはWordとOutlookで動作し、CenterbaseはOutlook、Word、SharePointと連携します。
大規模な訴訟や人身傷害の業務Litify, FilevineLitifyは請求書面や証言録取の準備に向けたACEエージェントを提供し、FilevineはDepo CopilotとMedChronを提供しています。
すべてのプランで電話サポートと研修を受けたいCARET Legal3つのプランすべてに24時間対応の電話サポートと研修が含まれています。

10製品のいずれも日本語UIや日本語対応が確認されていないため、日本語での利用に向いた製品は挙げていません。最新の料金と機能は公式サイトで確認し、サポートの有無はベンダーに直接問い合わせてください。

失敗しない選び方のポイント

AIがどのプランに含まれるかを確認する

AIは上位プランに含まれることが多くあります。MyCaseでは、Case AssistantとDiscovery AssistantにAdvancedが必要で、Basicには8am IQがありません。CosmoLexではAIはCoreから使え、CARET LegalではAIによる文書要約はEnterprise Plusから始まります。入門プランではなく、必要なAIを含むプランの料金で比較してください。

料金体系を導入の進め方に合わせる

MyCase、CosmoLex、Rocket Matter、CARET Legalはユーザーごとの料金を公開しています。米国版のSmokeball、Filevine、Actionstep、LEAP、Centerbase、Litifyは見積もりが必要です。見積もりには、ActionstepとLEAPのように導入費用が含まれる場合や、Centerbaseのようにライセンスとアドオンの内訳が示される場合があります。初年度の総額を書面で確認してください。

無料の選択肢は対象範囲を確認して使う

MyCaseとCosmoLexはクレジットカード不要の10日間トライアルを提供しています。FilevineのLOIS Exploreは無料ですが、案件管理は含まれません。Rocket MatterとCARET Legalはトライアルを提供していますが、期間は記載されていません。Litifyには無料トライアルがなく、Actionstepについての記載もありません。トライアル期間中に、実際の業務の流れで試してください。

対応環境と使用する機器を確認する

SmokeballとLEAPのデスクトップアプリはWindows向けで、確認した公式の動作環境にはMacのサポートは記載されていません。Filevineには専用のモバイルアプリがなく、Chromiumベースのブラウザを使用します。MyCase、CosmoLex、Rocket Matter、CARET LegalはiOSとAndroidに対応していると記載されています。候補を絞り込む前に、使用する機器を一覧にしてください。

英語と地域による制約を想定する

10製品すべてが英語のみに対応しており、日本語UIは確認できません。MyCaseのIOLTA信託口座やCARET LegalのACH決済のように、米国のシステムを前提に作られたものも多くあります。Actionstep、LEAP、Smokeballは複数の地域で提供されていますが、日本は含まれていません。現地の会計や決済の必要条件はベンダーに確認し、コンプライアンスが関わる場合は最終判断を有資格の専門家に確認してください。

よくある質問

Q. 料金を公開しているツールはどれですか。

MyCase、CosmoLex、Rocket Matter、CARET Legalはユーザーごとの料金を公開しています。MyCase Basicは$50年払い、CosmoLex Launchは$49年払い、Rocket Matter Essentialsは$59年払い、CARET Legal Enterpriseは$79年払いです。Smokeball(米国)、Filevine、Actionstep、LEAP、Centerbase、Litifyは見積もりを使用しています。

Q. 無料トライアルまたは無料プランを提供しているツールはどれですか。

MyCaseとCosmoLexはクレジットカード不要の10日間の無料トライアルを提供しています。Rocket MatterとCARET Legalは期間の記載がない無料トライアルを提供しています。Filevineには無料プランのLOIS Exploreがありますが、案件管理は含まれません。Litifyはセルフサービスのプランや無料トライアルを提供していません。

Q. これらのツールは日本語で使えますか。

いいえ。10製品すべての公式ページは英語のみで、日本語UIや日本語対応に関する記載はありません。Actionstepの料金ページには、対象地域として日本は記載されていません。言語に関する必要条件は、ベンダーに直接確認してください。

Q. これらのツールにはどのようなAI機能がありますか。

機能はツールによって異なります。MyCaseには8am IQ、SmokeballにはArchie、FilevineにはLOISがあります。ActionstepにはActionstep Intelligence、LEAPにはMatter AIとGenerator、CenterbaseにはCenterbase IQ、LitifyにはACEがあります。CosmoLexはCoreプランからAIによる要約、フィルター、フォーム作成を提供しています。Rocket Matterについては、2023年のナレッジベース記事に記載されたChatGPT連携が唯一確認できたAI機能ですが、現在も提供されているかは確認できません。

Q. これらのツールはMacで使えますか。

製品によります。SmokeballのデスクトップアプリはWindows 11(64ビット)向けで、Macはサポートされていません。LEAPのデスクトップアプリはWindows向けで、macOSでは動作しません。MyCaseはAdvancedでPC/Mac向けのDesktop Driveを提供していると記載されています。CosmoLexやCARET Legalなどのウェブベースのツールは、ブラウザで動作します。

まとめ

10のツールは、AIの料金設定と販売方法に最も大きな違いがあります。MyCase、CosmoLex、Rocket Matter、CARET Legalは料金を公開していますが、それ以外は見積もりが必要です。AIは上位プランやアドオンに含まれることが多く、LEAPはAIをサブスクリプションに含めています。

10のツールはいずれも英語のみに対応しており、日本語対応は確認できません。SmokeballやLEAPのWindows専用デスクトップアプリなど、対応環境の制限も重要です。決める前に、最新の料金や機能を公式サイトで確認してください。

  • 無料トライアルと料金の公開を重視する → MyCaseまたはCosmoLex(10日間の無料トライアル、クレジットカード不要)
  • フルシステムを導入せずにAIを試したい → Filevine(無料のLOIS Exploreプラン)
  • 大規模なエージェント自動化を重視する → Litify(Salesforce上のACEエージェント)

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AIpedia編集部

AIpedia編集部は、AIツールの調査・比較・検証を専門とするチームです。紹介するツールは実際にアカウントを作成して操作し、料金体系・主要機能・使用感を確認した上で執筆しています。記事は定期的に見直し、情報の更新に努めています。